色々疲れてくると聴きたくなるのが電気グルーヴ
分かりやすいビートと意味を押しつけない歌詞が
頭の緊張をゆるめてくれる気がする
ユーロビートのような能天気さもなく
ジャーマン・テクノのような無機質さとも違う
どこか暗く怪しく滑稽で叙情的なデジタルビートに
これまた無意味な言葉遊びかと思いつつ
そこにシュールな意味や世界をつい見てしまうような
あるいは
言葉の響きそのものをあらためて噛みしめてしまうような
日本語歌詞が乗る
新譜「人間と動物」は
リズム・ギターのカッティングやオーケストラなども
サンプリング風に込み込まれているので
ゴージャスなんだけど基本は打込みデジタル
でもそのデジタルなドラムスが
やけに人力っぽい響きという
またまた頭の変なところを刺激してくれる音だ
似たようなリズムがノンストップで繋がるので
同じような曲で飽きちゃうかと思うと
これが飽きない
リズム反復によって意識を麻痺させるみたいな
テクノ・ダンス・ミュージッックとは
やっぱりどこかズレていて
そこはプログレ的だと思ってしまう
今日はウクレレだ
外はまるで春
ウクレレが終ったら
電気グルーヴ聴きながら
春のお散歩に言ってこようかな