2013年9月28日土曜日

自閉くん最後の運動会

いわゆる体育系種目を行なう運動会ではなく
芸術発表会みたいになった年もあったが
とにかく高三自閉くんの
保育園時代から続いた
トータル15年に渡る運動会が終った…

今通っている特別支援校の今年の運動会も
全体として個人競技種目は無く
団体競技かダンスやマスゲームの発表会であった

耳を押さえて大音量のBGMに耐え
担任の先生の個別誘導に従いつつ
彼はすべての種目に参加し
それなりに自分から動いてみせてくれた

いやあ長かったなぁ
小学校でも中等部でも高等部でも
ワタシは毎年場所取り係で
朝からシート持って行ったし

中三くんの運動会はまだまだ続くけど
もう参観しなくても良いだろう
高三くんの場合は
お昼を一緒に食べるっていうのがあったので
行かざるを得ないっていうのもあったのだ

思えばあっという間であった…
三歳児検診で様子がおかしいと思って
病院に連れて行き
「非定型自閉症」と診断され
友人に泣きそうになりながら報告したことを
今でもはっきり覚えているけど
もう遥か昔のことなんだなぁ

あの時はその友人も
突然のことで困ったことだったろう
申し訳なかったのである

さあ学校生活の大きなイベントも
残すは卒業式だけってことになるなぁ
もちろんその前に
進路を決めなければならないんだけどね

2013年9月27日金曜日

「ウクレレ・ボサノバ」(キヨシ小林)が超ご機嫌!

  
そもそもウクレレを買った時に思っていたのは
ボサノバが弾きたいということであった
教則本などを買って
色々な曲に混ざっていたボサノバ曲に
まるでギターを弾くような感じで挑戦してみたけど
難し過ぎて曲にはならなかった覚えがある

その後ウクレレ教室に通うようになって
ボサノバともジャズとも無縁な
コードストローク中心のウクレレ奏法を
結構しっかりと練習することになったのは
今思えばとても良かったと思う

レッスンではハワイアンを中心に練習し
家ではジャズや演歌なども少し試してみて
ついにまたボサノバが巡って来たと思ったのが
数々の素晴らしいウクレレ・ソロ曲集を出している
キヨシ小林氏による本
TAB譜付スコア ウクレレ・ボサノバ 」が
この9月に発売されることを知った時である


ネットで見つけるなりすぐに予約注文したのだが
9/20発売予定にもかかわらず
昨日ようやく家に届いたのだ

そしてページをめくりながら色々な曲を
ちょっと爪弾いてみる
予想通り素晴らしいアレンジである
易しいけれど十分ボサノバのリズムを感じられる

そして非常に巧いと思うのが
ちゃんと譜面上にもミュートを入れることで
音を詰め込み過ぎず
かつ左手の運指をしやすくしつつ
ボサノバの小気味良いリズムを作り出すことに
成功しているところだ

ボサノバ奏法のコード弾きは
ハワイアンなどのコードストロークとは異なる
ギターのように各弦に指を乗せて同時に音を出す
そして跳ねるようなシンコペーションの優しいリズムを
このコードで作り出す

曲が完璧に弾けなくても
和音弾きとミュートを繰り返しながら
コード進行をたどたどしく追うだけでも
ボサノバの素敵な雰囲気を味わえる

いやぁとても嬉しい一冊になったなぁ
また楽しい時間が過ごせそうだ

2013年9月26日木曜日

な〜この一言

眠くて昼間も寝てしまう話を読んで
な〜こが一言

「モンにゃん、妊娠したのか?」

いやぁそうなのか?ワタシが?
確かに最近食欲は旺盛だし
お腹も大きくなってきた気がするし…
もしかすると…

って
そんなことあるわけ無いわい!

しかし良くそういう突飛なことを
すぐに思いつくなぁ…と
笑い終わった後に
とても感心してしまったのだった

な〜こと話をしていると
良くそういうことがあるのだ
有名お笑い芸人並みのアタマの回転である
  
恥ずかしがり屋だから
自分から面白可笑しいことはやらない
ただニコニコしているだけである
それでいて
時々超面白い切り返しをするのだ

今日も笑わせてもらったぜ

2013年9月25日水曜日

祝King Crimson再始動!

Robert Frippの9/6の日記
及びDGM Live!のNewsで明らかになった
ついについにKing Crimson再始動である

メンバーは以下の7人

Gavin Harrison/Bill Rieflin/Tony Levin/Pat Mastelotto
Mel Collins/Jakko Jakszyk /Robert Fripp

4人のイギリス人と3人のアメリカ人
そして3人のドラマー!

2011年のKing Crimson Projekctの
正式&サポートメンバーに
旧メンバーPatと
「Repercussions of Angelic Behavior」(1999)の
Rieflen Fripp Gunnのメンバーだった
Rieflenが加わった布陣だ

一年間のリハーサル期間を経て
2014年9月の本格復帰を目指すらしい
ちゃんと一年後に間違いなく活動開始して下さいよ!
多少メンバーが入れ替わるくらいは我慢しますから

しかし…最後の活動は2008年で
そして復活が2014年だなんて
まるでワタシの復活サイクルと
ピッタリ一緒ではないか!
来年のことはまだわからないけど
それとてKCだって同じこと

現在制作中のAnekdotenの新譜も
遅くとも来年には出るだろうから
2014年はワタシ的に
かなりオメデタイ年になりそうだなぁ

こういう記事を目にして
大きな力をもらった気がしたのであった



2013年9月23日月曜日

「今日は一日“プログレ”三昧3」堪能!

結局今日はネットラジオつけっぱなしであった
完璧に最初から最後まで聴いていたわけではないので
ちゃんとした感想ではないんだけど
聴いたことのなかったバンドももちろんあったにも関わらず
改めて魅かれたバンドはいなかったかな
(番組のプレイリストはこちらから)

思ったのは

Yesの「海洋地形学の物語」はやはり傑作である!
ワタシは常々「危機」が時間を
「海洋地形学」が空間を表現した
対になる作品だと思っているのだ

Universe Zeroの「Used」はちょっと面白そう!
80年代の作品だけど
70年代の暗黒ドロドロ加減が薄まって聴きやすそうだなと

Magmaの「M.D.K」はライヴが最高だと思っていたけど
あのぶち切れたようなボーカルが聴けるなら
スタジオ盤も買っちゃおう!

昨日和訳ブログに載せたComusの
それも「Diana」その曲がかかるなんて
何というシンクロニシティーであろうか!

Big Big Trainは名前で損しているし
楽曲や演奏の素晴らしさは
じっくり聴かないとわからないんだなきっと

来日もしたんだから
やっぱり21世紀の最重要バンド
Anglagardの「Viljans Öga」(2012)の曲は
紹介して欲しかったなぁ…

というようなことであった

栗コーダー・カルテットの
脱力アレンジでの演奏は最高でした!
一緒にウクレレかき鳴らしてしまった

しかし三回目にして初めて楽しんだこの企画
それだけワタシにも
余裕が出てきたということかもしれない
早くも第四回の開催を期待したい

「今日は一日“プログレ”三昧3」を聴きながら

民放のラジオだとradikoで聴けるけど
NHKはradikoでは聴けないんだよなぁ…
と思っていたのだ

それが「今日は一日“プログレ”三昧3」を聴きたいと

該当ページを見ていたら
らじる★らじるという
NHK専用ネットラジオサイトがあったのである
ありゃこれは便利!超高音質だし
パソコンやりながら流しておけるし

ついでにアプリもダウンロードして

スマホでもNHKラジオを聴けるようにしてみた
Android用もiOS用もあるのだ

番組はユルユルした流れで面白い

冒頭のBGMがHatfield and the Northだったから
どれだけマニアックなんだ?と思ったけど
その後はFocusとかGenesisとか意外と王道である
今のところは…

山田五郎と荒木美和がメインパーソナリティーだけど
ゲストの岩本晃市郎と高嶋政宏が山田と共に
プログレに詳しくない荒木に
様々な曲を流しながらプログレを紹介していくという趣向

でもここぞとばかりに
オレ知ってる知ってる感が吹き出て
熱い…と言うか…暑苦しい…

しかし70年代の音って
昨今のデジタルで平板な感じと違って
奥行きや広がりがあるなぁと思う



2013年9月21日土曜日

「I 【アイ】3」いがらしみきお

  
時期的にそろそろ出てるんじゃないかなと
本屋に行ってみたら
9月4日発行で
いがらしみきお渾身の長編「I【アイ】 3 」が
書棚に並んでいた
予想していなかったが
この第三集は 「完結編」だった

450ページを越える量は
I【アイ】 第1集 」「I【アイ】 第2集 」を
軽く越える

内容的にも
前二冊の不気味な世界に拮抗するように
ある種悟りの世界に向かうように
静かに物語は進んで行く

第2集での猟奇的な殺戮など
物語の不思議は回収されないまま
怪奇・ホラーな様相はかなりトーンダウンし

主人公の一人である雅彦の
神・真実を求める人生が描かれる

後半では東日本大震災が起こる
その理不尽で不条理で
大規模な死の前では
まるでイサオの殺戮すら
訴える力を失ってしまったかのようだ

そしてイサオに振り回されていたように見えた雅彦は
自らの力で世界と神に繋がろうとし
ついにはイサオに並び
追い越してしまったかのように見える

でも本質は理屈ではない気がする
言葉で詰めていく哲学の書ではないのだ

雅彦やイサオの言葉も
何かの一部を語っているだけだ
無言で描かれる多くのコマが
それ以上に多くの事を語りかけてくれる

まだまだこの作品世界に圧倒されたかった
一年待てば続編が読めると
次巻を楽しみに出来なくなったことが
残念だなぁ

2013年9月19日木曜日

病休5周年記念日

台風が去って
気温はまだ高くても大分秋めいてきて
やっと眠れるようになってきた
ずっと満足に眠れない日々が続いていたから
気分的には超早かった今年の梅雨明け以来
3ヶ月ぶりくらいな感じである

結構限界に近かった8月末のストレスも

9月になって一人になれる時間が増えて
少しずつ解消されつつある

今年は夏が長く

酷暑の外気とエアコンの冷気に
カラダがさらされ続けたために
夏バテが長引いて“秋バテ”になる人が多いと
先日聴いていたラジオで言っていた

ワタシも横になるととてもカラダが楽になる

朝洗濯物を干し終えると二度寝してしまい
午後になっても眠気が取れないくらいだ

時々あるような

ワケもなくカラダに力が入らず
ダルダルグズグズなのとは違って
ひどくカラダを使った後のような
逆に言えば休めば取れそうな気がする
疲労感があるのだ

10月は忙しい月になりそうであるから

9月の今のうちに休息を取って
戦闘態勢を整えていかなければと思う

そう言えば一昨日17日火曜日は

「病休記念日」だったのだ
5周年記念である
5年前の週明け月曜日に早退し
火曜日に年休を取って医者に行き
水曜日9/17から病休に入ったのであった
「適応障害で二週間の休息が必要」が
確か最初の診断じゃなかったかな…

あそこが転換点だったなぁ

ブログもCGも今のウクレレ教室も
その時は影も形も無かった
画集を出すとかアートフェスに参加するとか
まして女装して人前でウクレレ弾くなどとは
想像すらしなかった
全く別の世界が始まった日とも言える

しかしここまで体調が戻るのに5年かかったかぁ…

後一年で完全復活しても
小学校へ入学した子が
卒業するくらいの長さである
  
小学校卒業をお祝いするみたいに
養生期間終了をお祝いできて
来年は何か新しいことが始められると良いなぁ
すると12月完成予定の第二画集は
差し詰めその前祝いかな

2013年9月14日土曜日

「私は好きな人より後に死にたいかな」

先日ある人と話をしていたら
何だかちょっと面白い話になった
30代後半くらいの女性である

「どうしてモンさんは、仕事を辞めるほど大変な体験をしているのに、こうやって元気でいられるんですか?」

「う〜ん、多分不調が主に体調に出たからじゃないかと思うんですよ。カラダの不調は延々と二日酔い状態が続くっていうものだったから、それはもう辛かったですけど、でも少なくともこれじゃあ仕事には行けない、まずカラダを治さなければって自分に言い聞かせることができたから。

もし精神的な部分だけで、カラダは何の問題もなく元気なのに仕事に行こうとしても行けないとか、人混みが恐くて家から外に出られない、みたいな状態だったら、きっとそんな“不甲斐ない自分”を責めて、もっと酷いことになっていた気がするんです。

あぁ、でも実際には精神的にもダメージがあったんでしょうね、それ以前と比べて“死ぬ”ってことが遠い世界のことではなくなった気がしますね。さすがに自殺したいとは思わなかったけど、自殺っていうのも例えば借金でどうにもならなくないところまで追い詰められて死ぬっていうんじゃなくて、ふっと死んでもいいかなって死んじゃうもんだよ、みたいな感覚がわかるようになったような。」

「そういう感覚って正しいと思います。なぜか分からないんですけど、私は30歳までしか生きられないってずっと思っていたんです。死ぬっていうことは特別なことじゃなかったですね。だからその後はオマケの人生だなって。だったら何か人のためにできることを少しでもやれたらいいなって。

もし何のしがらみもなくなって、もう好きにして良いって言われたら、できればズンズンと森の中に分け入って行きたいって思うんです。何か準備とか訓練とかしてから自然の中で生活するとかいうんじゃなくて、気が向いたその瞬間にそのまま森の中へ歩いて行きたい。もちろん死にたいとかいうんでもないんですが…結果的に死んじゃうかもしれないですけど。でもそういうイメージを持っているんです。」

「子どもが小さいとやっぱりこの子たちを守らなきゃっていう自分の役割がはっきりしますよね。だから死ぬなんてことは考えないけど、子どもが大きくなってきたらだんだん個人に戻って来た感じがしますね。生きるのも死ぬのも自由だっていう感じ。親より先には死んじゃいけないと思うし、子どもよりは絶対先に死にたいとは思うけど。

でも好きな人がいると、死ぬことっていうのは取りあえず考えなくなるかな。今一緒にいられることがとにかく幸せって感じで。それでもやがて死ぬ時がやって来た時、看取るのも看取られるのもどっちも辛いなぁって思っちゃいますけどね。」

「私は好きな人がいたら絶対に私の方が後から死にたいかな。この人を一人この世界に残して死ぬわけにはいかない思ってしまいそうな気がします。ちゃんと看取ってね、それから私が死ぬのが良いかな。」

話は繋がっているような繋がっていないような
でも次々と話題が広がりながら
共感したり驚いたりしながら
相手の人となりに触れることができて
何だかとても楽しかったのであった

ちなみに
病休に入ってから今に至るまで
“明るく元気な自分”を失わないでいられたのは
ワタシのことをとても大切にしてくれる
本当に大好きな人がいたからっていうのが
相当に大きかったのだが
それは話さなかったのであった



2013年9月13日金曜日

「ペコロスの母に会いに行く」岡野雄一

  
人に会うことになって
その待ち合わせ場所にちょっと早く着いたので
時間つぶしに立ち寄った本屋さんで
何げなく手に取ったのが
この本「ペコロスの母に会いに行く」(岡野雄一) だった。



「売れてます!」とも「大ヒット!」とも
「書店員のオススメ!」とも書かれていなかったけど
その何の説明も推薦もないまま
たくさんのハードカバーに混ざって
平積み台にマンガが一冊置かれていることに
逆にとても興味をひかれたのだ
  
ページをちょっとめくっただけで
あぁこれはマズいと思った
施設に入所している認知症の母親の話である
その母親の絵が良い
年老いてちっちゃくなったお婆ちゃん、
その“無垢”な感じが絵から伝わってきて
それだけで涙が出そうになる

さらに少しページをめくってみる
他愛ないことのようで
実はしみじみと胸を打つ身近な話が
たくさん綴られている

涙が滲み出てくる
マズい……。
本屋の店頭で良い歳のオジサンが
声を出して泣くわけにはいかない……。
本を閉じレジに持っていく

家に帰ってから覚悟して読んだ
面白くて吹き出すところもあれば
堪え切れずに声を出して泣いたところもあった
特にラストから2番めの話と絵は強烈だった

老いることも悪くない……。
ボケることも悪くない……。
ワタシが“ボケ”たら
どんな思い出の世界に遊び、
誰が会いにきてくれるだろうかと、
思いを巡らせてみたりもして……。
   
衝撃の一冊だった。

2013年9月11日水曜日

フル・ウィグ到着!

今日ネットで注文してあったウィグが届いた
被るタイプのフル・ウィグである
ドキドキしながら箱を開けると
出てきましたキレイな髪の毛のカタマリが…


商品レビューにもあったように
サンプル写真に比べるとかなりくりんくりんなので
ブラッシングしてみたら
ちょっと自然になってきた

色や質は値段を考えると申し分ない
安物っぽさがなく作りもしっかりしているから
舞台に立っている姿を客席から遠目に見る分には
十分過ぎるくらいなレベルである

で…当然さっそく着けてみたわけだが…
そりゃスッピンじゃ無理があるよなぁ当然
無精ヒゲもそのままだったから
まだ1970年代ロッカーって感じである
でもこのウィグなら
化粧してクオリティーを上げようという気になる
そこが大事だ

しかし髪の毛というのは
やっぱりどこか気持ちワルい
どこに置いてもその影に顔が隠れているような
ドキッとするような不気味さがあるなぁ

さぁ次は化粧だ
はぁ…まだまだ先は長いぞ
面白いけど

ウクレレ教室Low-Gデビュー!

先日4弦を張り替えて
Low-G弦仕様にしたIbanez UEW20SMEであるが
今日メデタクウクレレ教室03デビューを果たした

部屋に入ってまっさきに講師の先生に報告しようとしたら

目の前の壁に同じウクレレが立て掛けてあって
アンプに繋がれていた

「モンさん、買っちゃいましたよ同じ機種!」


Low-Gの話をする前に先手を取られて

ワタシはちょっとビックリであった

確かにワタシが買ったIbanez UEW20SMEを

さかんに誉めてくれてはいたのだ
この値段ということを考えると
使い勝手も音の面でも
エレキウクレレとして素晴らしい一本だと

でもそれはワタシが言わば

風変わりなウクレレを持ってきているので
気を遣ってくれているのかなと
ちょっと思っていたのだ

あれはリップサービスじゃなかったのか…


っていうことは

格安Ibanez UEW20SMEは
本当にかなりお得な一本だということか…
こりゃ嬉しいぞ!

ということで

一応Low-G化のことも報告はしたが
もうそんなことはどうでもよくなって
ニコニコしながらウクレレを弾いていた
今日のレッスンであった

確かに低音の鳴りは弱いんだけど

1弦と2弦という高い方の弦は
アンプを通さない状態で弾いても
驚くほど美しい音が出るようになったのだ
アンプを通して低音が補強されれば
良いバランスで鳴ってくれるのかもしれないな

まだそういう機会はないんだけどね


2013年9月9日月曜日

「被災地では…」は止めて欲しい

2020年東京五輪決定の
オメデタムードを壊さないようにと
ニュース番組のTOPは祝賀ムード満載である

でも現実に日本中が喜んでいるかというと

そんなことはないだろうと思う
たぶんほとんどの人にとって
東京での五輪開催は
それほど重要なことではない

地元で開催されれば

メダル獲得が期待できるとか
附随した経済効果で景気が良くなるかもとか
その程度のことだろう
“悲願達成”だの“チームジャパン”だのと言われても
逆にちょっとひいてしまう感じ

そしてどこのニュースでも

オリンピック関係者などへのインタビューや
スポーツ関係者からのコメントや
“招致成功の要因”などの話題が終ってから
まるで祭の後みたいな感じで
安倍首相のコメントへの批判的意見などに
少し時間が割かれている

気になるのは

その批判的な意見や心情を紹介する時に
「一方、福島では…」とか「一方、被災地では…」と
被災地の人に話題が振られることである
そして素直に喜べない人々の様子やコメントが映し出される

現実問題として

汚染水をめぐる状況は
「完全にコントロール」などされていないし
そんな状況でいながら
 
「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」
 
などと言い切れるとは思えない
それは被災地だけの問題ではないし
批判的な思いは多くの人が持っているはずである

それがニュースの進行だけ見ると

全国民が祝賀ムードに浸っているのに
まるで被災地の人だけが
それに水を差そううとしているかのように
映ってしまうのである
ニュースを流す方にそういう意図がなくても
受け取る方にはそういう風に読めてしまう
そこがとても問題だと思うのだ

むしろ専門家や直接被災はしていない人たちの
被災者の気持ちを汲んだ厳しい言葉こそが
必要なんじゃないかと思うのだが
残念なことにそういう映像は
一つも出て来ないのである

実際それほど盛り上がっているとは言えなかったメディアが

お祝いムード一色なっていること自体
正直かなり違和感があるけど
まぁ五輪招致決定直後だから致し方ないだろう
決定したとたん国内メディアが批判だらけになったら
日本に対するIOCや諸外国の信頼が揺らぐからね

でも勢いに任せて

デリケートな部分をないがしろにしてはいけない
世界の目だけではなく国内の目も
これからまた厳しさを取り戻していって欲しいものである

2013年9月8日日曜日

宮崎駿監督引退記者会見の一言

「自分のメッセージを込めようと思って映画って作れないんですね。何かこっちじゃなきゃいけないと思ってそっちに進んでいくっていうのは何か意味があるんだろうけど、自分の意識でつかまえられないんです。つかまえられることに入っていくとたいていろくでもないところにいくんで、自分でよくわからないところに入っていかざるをえないんです。」

この言葉がとっても良いなぁと思った
“メッセージ”として説明出来るものなら
宮崎駿作品はこんなに支持されなかっただろう

親子の絆だの
家族の愛だの
試練を経ることによる成長だの
友だちの大切さだの
自然を守ろうだの
世界は一つ人類皆兄弟だのといった
ありふれたメッセージではない
何か得体の知れないものが
作品の奥底にあるからこそ
宮崎駿作品は
残酷で衝撃的な場面もなく
ラストは「一応」ハッピーエンドであると
分かっているにもかかわらず
これだけ人を惹き付けて止まないのだ

メッセージが先にあって作品を作るなんて
ナンセンス
作品が単純なメッセージに還元できると考えるのは
愚の骨頂
言葉で表現出来ないから
アニメーションにするのだ
これはどんな芸術だって同じである

この素晴らしい言葉が
子どもから大人まで多くの人に愛されている
アニメーション監督から発せられたことが
日本のアニメーションの水準の高さを
図らずも物語っているように思う

2013年9月7日土曜日

華麗なる女装ホイケへの道

ホイケ(Ho'ike)への道とは言っても
要するに「華麗なる女装大作戦」なのだが
何をするにもカタチから入るワタシにとっては
自分なりに満足のいく見てくれになることは
演奏にも影響するような
かなり大事なことなのである

そこで女装講座的なサイトなどを参考に

必需品を書き出してみた
ウィグとグリースペイント(ドーラン)以外は
100円ショップで購入可能だ

■ウィグ

借りたウィグはカチューシャを着けるあたりに取付けて
地毛の前髪を馴染ませるタイプなのだが
そんなに前髪がないワタシにとっては
このウィグはかなりキツいのであった
ようするにカワイくないのである
だから前髪付きのウィグをゲットする予定

ちなみに

「ウィッグを使うなら、ショートが無難です。長髪のウィッグではアレンジが難しいため、どうしてもロックミュージシャンのようになってしまいます」

という文章を見つけて大笑い
まさに借りたウィグをつけてみて実感したことであった

ファンデーション&パフ
ファンデーションは
液体タイプを下地に塗ってから
パウダータイプを塗るのが基本らしいけど
めんどくさいので
最初からパウダーを塗ってしまう予定
肌の色に合ったものを選ぶのがポイントらしい

口紅
ドレスが赤だしステージ用のお化粧だから
ちょっと濃いめの赤が良いかしら…

アイシャドウ
たくさんの色がセットになってるものが多いらしいので
あまり迷わずにゲットできそう

チーク
頬紅もあった方が良い気がするなぁ…

アイライナー
これもあった方が目がくっきりするだろうなぁ…
リキッドタイプで描くのは難しいので
初心者はペンシルタイプがオススメらしい

ビューラー
まつ毛を上げる道具だとか…
つけまつげは煩わしそうなのでつけないから
せめてまつ毛を上げるくらいはしてみようか…とか

メイク落としクリーム
これが無いと
ステージが終っても
強烈なメークのままその辺を歩き回ったり
電車に乗って帰ったりしなければならない

■グリースペイント

おしろいの一種で舞台用の化粧品
ドーランと呼ばれたりするもの
これは主に剃った後のヒゲ隠しだ

まぁ色々と大変ねぇ
やっぱりどういうウィグにするかが
影響大きいわよねぇ
でも日常的に女装するワケじゃないから
そんなにお金は掛けたくないわ
でも汚らしい女装崩れみたいな感じじゃなくて
品のある女装をしたいのよねワタシ



2013「発進!」


「海底軍艦」の轟天号のように
空中を静かに航行するのは
ネモ船長が舵を取るノーチラス号である



2013年9月5日木曜日

貞子ではありません

昨日は朝からどうにもダルくて
「ウクレレ教室02」に行くにあたっても
なぜだか酷く緊張していたのであった

何か大変なことが待っているわけではなかったのに

気持ちが落ち着かずに
休むことにしたらずいぶん楽になるだろうなぁ
なんて思ったりしたのであった
ホイケ(発表会)まで昨日入れて3回だから
休むわけにはいかないし
休むつもりもなかったんだけども

どうも今思うと

気圧の急激な変化の影響だったんじゃないかな
頭痛や吐き気といういつもの不調さは全くなかったけど
心身ともに妙に落ち着かなかったのである

何か残酷なニュースなどをちょっと目にして

息が苦しくなるほど
その被害者を自分に置き換えて想像してしまったり
嫌な思い出などが次々と押し寄せてきて
雑念の嵐になってしまったり
さらにこういう天候に
カラダやココロが影響されたりというのは
やっぱり病休以後に実感するようになった
自分の変化である
精神的な不安定さや弱さというのは
こうやって現れるんだなぁ…と思ってみたり

安物のテレビドラマみたいに
努力と勇気と気合いで
ココロの傷やトラウマは乗り越えられるみたいな
そんな簡単な問題ではないのである

それでも頑張ってウクレレに行ってみれば

いつものように1時間半
楽しく過ごすことが出来たのであった
カウント含めて自分の演奏も安定してきた感じがするし
全員で合わせることも大分出来てきた

そのレッスンで講師の先生から

ホイケ当日に変身するワタシのための
ウィグを貸していただいたのである
スゴいぞ〜


これほどの長さのステージ用ウィグを見るのは

ほとんどの方が初めてだったようで
もう取り出した時点で大騒ぎである

「うわ〜凄いね〜」

「貞子だ、貞子!」
「そう貞子だ、この間テレビでやってたよね貞子!」
「長いね〜、モンさん、後ろ前に着けちゃやだよ!」
「貞子になっちゃうからね。」
「そう貞子に。」

こうして壁にかけてみると

尚更オカルティックである…

一応ホイケ直前の回には

皆さんステージ衣装に着替えて
レッスンに参加しようということになっているけど…

当日ワタシが着けた時には

ぜひ思いっきり笑って欲しいものである
(あぁ…)みたいに
気の毒そうな複雑な表情だけは
しないでもらいたいものである

こりゃむしろお化粧バッチリ決めた方が良いんじゃないの?

そりゃ返って自殺行為か?

2013年9月3日火曜日

ドイツへ商品発送

あまり一生懸命商品を追加していないので
細々とだけ続いているCD屋さんで
ドイツの方からメールが来た

ボーナストラックが1曲ついているので
ワタシのお店で扱っている日本盤CDが欲しい
そこで発送先が国内に限定されている今の設定を
internationalにしてもらえないかいうものであった

今までも一度そういう要望があって
international設定にした上に商品写真まで送って
感謝のメールが来たにもかかわらず
結局購入してもらえなかったということがあった

でも今回は文面から
すぐに買いたいという気持ちが伝わってきたので
internationalに切り替えてみた
すると即日オーダーが入ったのであった

ネットでちょっと調べて郵便局で発送したのだが
「小形包装物航空便」で330円であった
思ったほど面倒なことは無く
専用ラベルに内容物やサインを記入するだけ
5日ぐらいで届くとのこと
これなら全商品をinternational設定にしても良いかも…

あ…それは今みたいにのんびり営業しているからで
毎日発送で忙しかったら
結構面倒なんだろうきっと
でも今のところ忙しくなりそうな気配はない
っていうか
そういう努力をしていないからなぁ

何から手を付けたものか迷うのであるが
今は取りあえず今日送ったCDが
ドイツのお客様のところに
ちゃんとお手元に届くことを願うばかりである