今年もな〜こと春の温泉旅に行ってきたのだ。
春旅はいつも天候が心配で、
実際、雷雨に見舞われることも何度もあったが、
今回も曇天に時折雨というあいにくな天気だった。
でも二人で旅をすると、そんな天気でも楽しいのだ。
「熱海」でちょこっと降りて、
新駅ビル「ラスカ熱海」を見てから、
「三島」でお昼。
老舗のうなぎや「桜屋」に行ってみたら、
昼前なのに三時まで待つことがわかりガックリ……。
通りがかりの「高田屋」に入って
こちらも満員だったが待つことにしたら
通りがかりのおっちゃんに
「数日前に『ぴったんこカンカン』で紹介されたんだよ
安住アナウンサーと、佐藤浩市と、冨士眞奈美が
このお店でうなぎを食べたんだよ」
と教えてもらった。
「桜屋」には行けなかったけど、ちょっと得した気分。
もちろんうなぎは美味しかった。
そこから駿豆線で修善寺へ。
チェックインには早かったので、
時折雨がぱらつく中、温泉街を歩くことにして、
荷物だけ預かってもらおうとお宿に入ったら
そのままロビーで待たせてもらうことができてラッキー。
お宿は「湯回廊菊屋」。
フロントからのびる、川をまたいだ通路が面白い。
和モダンなところと、昔ながらのたたずまいが
うまく混ざりあった、味のある旅館だ。
お部屋も落ち着いた雰囲気で良い感じ。
改装前の写真を見ると、
もともと大広間だったところを客室に仕切ったようで、
なんとワタシたちの部屋は舞台だったところらしく、
並びの、ほかの部屋より一段高くなっていたのであった。
なんだか面白い。
ちょっと迷路のような〝回廊〟を巡りつつ
夕食をいただきに「修善寺囃子」へ。
落ち着いた雰囲気のカウンター席だ。
料理は和食。のんびりゆったりした時間だ。
ああ、贅沢。
さらに「共立リゾート」名物、無料の「夜鳴きそば」をいただく。
この、夜の11時くらいに食べるラーメンが、美味いんだなぁ。
翌日の朝食。今度は個室で、前栽が美しい。
天気は、空模様がかなり怪しい雰囲気だったが、
お宿をあとにして、修善寺温泉街散策に出発だ。
日枝神社
修禅寺
桂橋
竹林の小径
桜はまだまだであった
あまりに日焼けしてマガイモノ感すら漂っていた射的場の人形たち
指月殿
筥湯(はこゆ)の「仰空楼」にも上ってみた
温泉街の散策は楽しい。
歴史を感じさせる建物や、ひなびた風景、
そして必ずどこにもある、旅館の廃墟。
幸い雨にも振られず、散策は無事終了である。
そして帰りに再び熱海で降りて、
「ラスカ熱海」でお買い物。
あの昔の熱海駅の風情がなくなったのは寂しいが、
駅構内は昔と変わっていないので、
改札を入ると、まだ懐かしさが残っていて
ちょっと嬉しかったなぁ。
ということで、
「伊豆国パノラマパーク」に行って、
ロープウェイに乗り山頂から富士山を眺めるという予定は
天候の関係で今回果てせなかったけれど、
その分、実にのんびりした旅を味わうことができた。
天候が思わしくなくても、
予定が変更になっても、
四六時中ずっと一緒にいても、
ずっと楽しく過ごせるのが、
な〜ことの旅の良さである。
温泉も、お散歩も、お食事も満喫した
楽しい二日間でした〜!