2017年10月7日土曜日

おできと格闘、血まみれな土曜日

少し前からお尻におできができていたのだ。
とても小さなもので、
ボーリングのピンを逆さにしたような形。
お尻とつながっているくびれた部分は2ミリくらいで、
その先の膨らんだ部分は5ミリくらい。
膨らみは中にウミが溜まっているのか、
グミみたいにぷにゅぷにゅと柔らかい。
  
少し痛みがあるが、
どちらかというと、その不安定な物体が、
服と擦れて引っ張られたり、
尻の下に敷かれたりする痛みのようだった。
  
場所が場所だけに医者にも行きづらいと思ったワタシは、
なんとか自力で治そうと策を練った。
何か塗り薬で治すことはできないだろうかとか、
根元を糸でギュッと縛って壊死させようかとか、
針で突いてウミを出してみようかとか、
いろいろ迷った挙句に、
意を決して、自力削除することにしたのだ。
  
方法は簡単で、
クールスプレーで患部を冷却麻酔し、カッターで切る。
切れ味とか清潔度で、カッターは新品を用意した。
まぁ、気持の問題もあるしね、
ちょっとした儀式に臨む感じである。
  
実施は本日午前中だ。
ところが、いざやってみると、
見えない部分なのでクールスプレーが上手く当たらない。
そこで布切れにスプレーして超冷たくしたもので、
患部を挟むように押さえて、
感覚が鈍ったあたりでそのまま引っ張り、
「えぃ!」という掛け声もろとも
消毒したカッターで切り取ったのであった……。
  
ほんの数ミリのカットなのに、
やっぱり自分で自分の体を傷つけるって
ものすごく気合がいるのね……。
  
カットは成功。痛みもほとんどなかった。
だが、予想に反して血が止まらない。
患部が圧迫しづらい場所であり、
心臓より高くも上げづらいから、
数時間たっても傷口が固まってくれない。
  
きづくと便器血だらけ、短パン血まみれ、
ティッシュを当てながら移動するのだが、
場所がずれると床に血が垂れる。
ちょっとした惨状が広がってしまった。
  
どうにかガーゼを絆創膏で貼り、
上からティシュを何枚も重ねて押さえ、
ベッドで横になって養生&昼寝していたら、
夕方、ようやく血が止まったことに気づいた。

もちろん人にはオススメできる方法ではないのは

よ〜くわかっている。
  
ガーゼ越しではあるが、
あの痛み&異物感&違和感が消えている。
ああ、この解放感、うれしい!
ちょっとしたことなんだけど、
常に気になることがあるのはイヤなものだからね。
  
イスに座ると傷口を擦ってしまいそうで、
こうしてパソコンも立ち膝でやっているのだが、
傷は大丈夫。すぐに復活するはずだ。