シルク・ドゥ・ソレイユの最新作「キュリオス」を見てきた。
2011年の「ZED(ゼッド)」から見始めて、
2014年の「OVO(オーヴォ)、
2016年の「TOTEM(トーテム)」に続く、
4回目ののシルク・ドゥ・ソレイユ体験である。
場所はお台場のビッグトップ。
今までは夜の公演を見ることが多かったが、
今回は初のマチネーだ。
舞台写真は、今回初の「撮影OK」タイムのもの。
ショーの最後に用意されていたのだが、
やっぱりSNS時代は無視できないのだねぇ。
いつもながらに、
〝最高に洗練されたサーカス〟といった趣の、
肉体を駆使した驚異的なパフォーマンスの連続。
技のダイナミックさ、正確さに加えて、
見事にシンクロする小道具の動きと生演奏の音楽が、
非常に完成度の高いショーを作り上げている。
演目も多彩で、衣装も美しいし、舞台美術も幻想的。
光と影の演出も上手い!
フィドルやアコーディオンが活躍する生演奏の迫力と、
常に歌い続けているメインボーカルの女性の美しい声が、
19世紀レトロフューチャー&スチームパンク的世界観を
見事に盛り上げる!
人間離れしたパフォーマンを見ると、
不思議なことになぜか涙が出るのだ。
これが本当の〝感動〟っていうものかも。
個人的には「ミニリリー」という小さな女性の存在が強烈だった。
文字通り小さな女性である。少女ではない。
彼女のいる場所だけ空間が歪んでいるように思えてしまうのだ。
例えは良くないかもしれないが、
非常に洗練されたかたちで、
昔の〝見世物小屋〟感に襲われたと言えば良いかしら。
目と耳を十分満足させての帰り道、
ガンダムにほとんど興味はないのだけど、
やっぱりあの大きさを目の当たりにすると
写真におさめたくなってしまった
ユニコーンガンダムの勇姿。
ああ、楽しい一日だった。
な〜こ、ありがとう。