2018年12月19日水曜日

「森と湖の光の祭」in metsa(メッツァ)

今年11月にオープンしたばかりの
metsa(メッツァ)を舞台にした
チームラボによる壮大な
「Digitaized Nature」アート・プロジェクト、
森と湖の光の祭」を見に行ってきた。

metsa villageとmoomin valleyを擁する宮沢湖周辺を、
インタラクティブに光を変える卵型オブジェで満たし、
刻々と〝卵〟の色や周囲のライトアップが移り変わる
不思議な空間を作り出すプロジェクトだ。
  
  
周辺と言っても、moomin valleyは
来春オープンの有料テーマパークなので、
歩けるのは湖畔の半分程度。
それでも、遠くに見える歩けない場所も含めて、
湖畔全体がライトアップされているのが、
手を抜かずに徹底して
広大な空間全体をコントロールしている感じで、
実に素晴らしかった。
  
普段は無料の場所を夜だけ有料にしてのイベントだが、
時間に応じた〝出し物〟もないし、
シンボルタワー的な、普通〝核〟になるようなものもなく、
ただ歩き回って、空間を楽しむというだけなのに、
これだけの人が集まっていたのもびっくりだ。
いや、本当に、駐車場なんて、一見満車に近かったし。

大きさの違う〝卵〟がいたるところに置かれていて、
誰かがどこかで触ったことでインタラクティブに反応して、
その周辺の〝卵〟を巻き込んで光と音を変えるらしい。
周期的に変化するわけではないので、
眼の前にどんな色の変化が現れるのか予測がつかない。

レインボーカラーのライトアップも美しく、
時に春の桜のように、時に秋の紅葉のように、
そして時に冬の雪景色のように、
湖を取り巻く木々が姿を変えるのだ。
いやあ、いわゆるイルミネーションとは違った、
不思議な光の空間を楽しんだなぁ。
  
もう一つ特筆すべきは、
アンビエンな感じで流れている音の美しさと
その音響的な質の良さであろう。
広大な空間なのに安っぽい残念感がまったくなく、
きちっと全体がコントロールされていたのは、
この音の存在も大きかった気がする。



今年もまた、な〜こと
楽しい光のイベントを楽しむことができて、
楽しく屋外で食事もできて、
満足の一日であった。
寒かったけどね。