2018年12月11日火曜日

ダウン10周年も終わろうとしているのだ

2008年に仕事に行けなくなり、
通院&服薬を始め、
そのまま二度と職場に顔をだすことなく
2010年に退職したワタシは、
今年がダウン10周年だったのである。
  
10年経っても体調が不安定だというのも
あまり予想しなかったことであるが、
では何を予想していたのかと言われれば
何もなかったのだ。
10年経ったらどんな生活を送っているかなんて、
あの頃は、皆目検討がつかなかったのである。
  
10年後はどうなっているんだろう?
そんなことも何度かここに書いた気がするなぁ。
  
不調に苦しむこともあるが、
こうしてそれなりに
日々を楽しく送れていることに
まずは感謝しなければならないだろう。
   
自分一人の力ではないのは十分承知しているが、   
自分としても
良くぞここまで這い上がってこれたものだと思う。
  
あの頃、自分を鼓舞する時に思っていたのは、
  
・オレには英語の力がある
 (東京都の「教育開発委員」連続でやったし)
・オレにはパソコンの力がある
 (本も出していたし雑誌記事も書いていたし)
・オレにはコミュニケーションの力がある
 (ボランティア活動場所を大開拓したし)
  
なんてことであった。
  
でもダウン当時、そんな自分の〝力〟は、
教員という前提があって活きるものであって、
その土台がなくなってしまったら、
自分には何も残らないような気がしていた。

何もかもなくなってしまった……

それが当時の心境だった。
  
あれから10年。
いまだに体調は不安定ではあるものの、
ようやく〝寝太郎〟期も脱しつつあり、
自ら開拓した翻訳という仕事も、
塵も積もれば山となってきた感がある。
    
そして、ふと振り返れば、
仕事でも趣味のウクレレ活動でも、
英語とパソコンとコミュニケーションの力を
ちゃんと発揮しているのである(自画自賛劇場!)。
  
当たり前といえば当たり前なのだが、
何もかもなくなってしまったわけではなかったのだ。
  
そしてマイルームができたことで、
生活&活動拠点も変わりつつある。
10年目の大転換期と言っても良いかもしれない。
  
さて、今から10年後、
ワタシはどこでどんな生活を送っているのだろう?
なるようになるしかないのであろうが、
それもまた良しである。