2010年9月28日火曜日

退職にあたってあれこれ考えたけれど

ふと思ったのだ
退職にあたって
職場の皆様に退職にあたってのご挨拶と
菓子折りの一つもお送りしようかと
  
「本来ならば私自身がお詫びと御礼を申し上げに
   自ら出向かねばならぬところではありますが、
   まだまだ思うように動けませぬ身ゆえ
   書面にて代えさせていただきとう存じます。
   皆様の今後のご活躍とご健勝を……」

とか何とか文章を想像しているうちに
誠に誠に失礼かとも思うのだが
面倒くさくなっちゃったのだ
  
確かにわたしが病休を取ることで
当時の現場はひどく混乱しただろうし
病休を取り続けることで
常に講師対応という不安定な状況を
余儀なくされたであろうことは理解している
迷惑をかけたことは確かなのだ
  
でも反面
連続新設校の人柱みたいなところもあるわけだ
人一倍働かねばならない職場で
その要求に十分応えたという自負はある
  
それに恩給を貰っている傷痍軍人だとか
慰謝料を貰っている労災被害者だとか思うことで
自己肯定をしようとしてきたのに
ここにきて形式上とは言え自分を卑下することもなかろうと
そんな気持ちになった
  
人によったら
  
「オレの人生どうしてくれるんだ?」
 
とか
  
「こうして去っていくオレに誰か何かいうことはないのか?」
 
とか
怒ってもおかしくないくらいのことだろう
第二の人生とか10年早い定年とか言ってたって
実際仕事が続けられくなっちゃったのは事実なんだし
まぁそう言えるような人なら
最初から適応障害とかにはならないんだろうけどね
   
それにおそらくもうわたしを知っている人は
全体に占めるパーセンテージ的にはかなり低いはずだ
病休当時から教員規模もかなり膨らんでいるし
すでに異動している教員も大分いるだろう
  
ということで何もせず
ただ己の治療に専念しているということにして
静かに消えていくのである
仮にもしわたしの不義理を言う人があろうとも
構わないのである
   
前期末の今週木曜日
校長からの“指示伝達”の会で
きっとさらっと報告されることであろう
  
それでいいのである
いろいろ考えたがそれがいい
それでわたしは満足である