2010年9月17日金曜日

病休突入2周年

早いと言えば早い
もう2年も経ったかという気もする
でもまだ2年前のことかとも思う
あの日は遠い昔のような気もする

前日の16日
とにかく職場から離れたくて昼で早退し
そんな自分はどこかもう限界な気がして
とにかく「診断書」をもらって
きちんと休まないといけないと思った

そして17日
朝からまず地元の保健福祉センターに電話し
地域の心療内科クリニックを紹介してもらう
そこで地域の大型病院が閉鎖して
そこを利用していた人たちが
一斉に地元クリニックに殺到したため
どこも予約待ち状態だろうと言われる
  
確かに3〜4カ所電話してみたが
2ヶ月から3ヶ月待ちとのことで愕然としたものだ
今日にでも診察してもらって
正式に病休が取れる手続きをしたいのに…
  
そこで予約制ではない現在の精神科に
翌日の午前中飛び込んだのであった

しかしその時すでに
医者に行って薬をもらって
とにかく1日でも早く現場に復帰しなきゃ
という思いはなかった
  
仕事を放り出してしまったことへの自責の念は強かったけど
たぶん自分を守ることが先決だとわかっていたんだろう
行かなきゃと思うのに行けないという時期は過ぎていたとも言える

以来2年間の間に
一度として復帰しようと思ったことはない
バーンアウトの程度はそこまで徹底的だったということだ
  
それでも自己嫌悪に飲み込まれなかったのは
たぶんそれまで教員という仕事の中で
不登校や不適応(いわゆるやんちゃ系)の生徒と接し
無理しなくていい頑張らなくていい
世間のレールから外れることもある
それでも大丈夫
苦しむことはないんだということを
伝える側だったことも大きいと思うのだ
  
そういうものの見方や
心の持ちようが
いざ自分の身に同じようなことが降り掛ってきた時に
役に立ってくれたんだろうと思うのだ

今は同じ言葉を
わたしと同じように仕事に行けなくて苦しんでいる方々に
伝えたいなぁ
  
苦しかったら頑張らなくていい
頑張ってきたことは自分が一番良く知っているはず
自分を大切にしなきゃダメなんだよって
そして休むこと
医者にかかることを恐れちゃいけないよって