2013年6月19日水曜日

元ヤン春子に「あまちゃん」熱が冷める

大友良英の軽快な音楽で始まる「あまちゃん」を
大分御ひいきに見ていたのだ

東京で暮らしていた女子高生が海女(東北)になり
やがてアイドル(東京)になるという
ある意味自己中で破天荒な物語が
個性的な登場人物のキャラクターと
1980年代芸能文化へのオマージュ満載な中で
テンポ良く展開していく

ちょっと猫背でどんくさい雰囲気だけど
キラキラした目ヂカラのある主人公のアキちゃんと
アイドルを目指して家出同然で上京した母親の春子
さらにその母親である「海女くらぶ」会長の夏の
親子三代に渡る微妙な人間関係も柱の一つだ

で…ここのところアキがアイドルになりたいと言って
東京に行く行かないの攻防が話の中心になっているのだが
その中で母親の春子(小泉今日子)が
しばしばキレたりふてくされたりする場面が多いのだ

“元ヤン”的な役柄で今まではそれなりに楽しめていたのだが
ここのところのむくれっぷりや平手打ち連発などで
ワタシ的にはもう「嫌なオンナ」になってしまったのだ

何かこういう“ヤンキー”的な荒っぽさはダメみたいである
それはもう小泉今日子の演技の上手さなんだろうけど
朝からこういう「ヤキ入れてやる」みたいな顔は見たくない感じ
春子のこの顔が出てくるとTVの前から逃げるワタシ

こうやって感情をぶつけてくる生徒を前にして
自分の感情をグッと抑えて
どこか気持ちが繋がる部分を探すのが
教員をやっていた頃の常だったから
その抑え込んでいた感情が甦るのかもしれない

「偉そうな理屈ばっかりこねくり回しながら、結局ふてくされて、怒りの感情を周りにまき散らして、暴言も吐き散らして、最後はビンタかよ。」

って言ってやりたくなるなぁ
これは「あまちゃん」(脚本のクドカン)に
うまくノセラレているのだろうか? 

それはともかく
ワタシ職業的に我慢していたけど
基本的にヘドが出るくらい“ヤンキー”が嫌いみたいである