大分御ひいきに見ていたのだ
東京で暮らしていた女子高生が海女(東北)になり
やがてアイドル(東京)になるという
ある意味自己中で破天荒な物語が
個性的な登場人物のキャラクターと
1980年代芸能文化へのオマージュ満載な中で
テンポ良く展開していく
ちょっと猫背でどんくさい雰囲気だけど
キラキラした目ヂカラのある主人公のアキちゃんと
アイドルを目指して家出同然で上京した母親の春子
さらにその母親である「海女くらぶ」会長の夏の
親子三代に渡る微妙な人間関係も柱の一つだ
で…ここのところアキがアイドルになりたいと言って
東京に行く行かないの攻防が話の中心になっているのだが
その中で母親の春子(小泉今日子)が
しばしばキレたりふてくされたりする場面が多いのだ
“元ヤン”的な役柄で今まではそれなりに楽しめていたのだが
ここのところのむくれっぷりや平手打ち連発などで
ワタシ的にはもう「嫌なオンナ」になってしまったのだ
何かこういう“ヤンキー”的な荒っぽさはダメみたいである
それはもう小泉今日子の演技の上手さなんだろうけど
朝からこういう「ヤキ入れてやる」みたいな顔は見たくない感じ
春子のこの顔が出てくるとTVの前から逃げるワタシ
こうやって感情をぶつけてくる生徒を前にして
自分の感情をグッと抑えて
どこか気持ちが繋がる部分を探すのが
教員をやっていた頃の常だったから
その抑え込んでいた感情が甦るのかもしれない
「偉そうな理屈ばっかりこねくり回しながら、結局ふてくされて、怒りの感情を周りにまき散らして、暴言も吐き散らして、最後はビンタかよ。」
って言ってやりたくなるなぁ
これは「あまちゃん」(脚本のクドカン)に
うまくノセラレているのだろうか?
それはともかく
ワタシ職業的に我慢していたけど
基本的にヘドが出るくらい“ヤンキー”が嫌いみたいである