《鬱っぷちん Utsuppuching!》
◆〝鬱っぷち〟を歩き続けている電子書籍翻訳家が綴る、プログレ&ウクレレ風味な人生再起動奮闘記◆
2013年7月17日水曜日
2013「Guiding Balls」
山の中を一人歩く道すがら
傍らに寄り添うように浮かんでいるのは
少し苔むした銀色のボールなのだった
まるで私の行く手を知っていて
そこに導いてくれるかのように
あるいは先回りして
私を常に見張っているかのように
ボールは並んで
宙に浮いているのだった
山は生きている
そして歩いている私を見ている
そんな気がした
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