な〜ことの旅行であるが
何度出かけても「楽しかったね〜」と言えるのは
思えばなかなかスゴいことである
今回の旅先は熱海の先の伊東である
お宿としても評判が良く
内風呂が半露天になっているという部屋だったから
いつもよりお宿をじっくり味わおうと
早目に投宿する予定を組んだ
そこで旅程的にもあれこれ詰め込むことはせず
伊東からちょっとある伊豆長岡で
ワタシの“大好物”なロープウェーに乗るっていうのが
初日のメインイベントなのであった
初めて乗る駿豆線で「伊豆長岡」まで行く
「三島」の駅の案内図が
良く見る地図とは違って横向きだったのが“新鮮”
その「伊豆長岡」に何があるかというと
「伊豆の国パノラマパーク」があるのである
ワタシ的なメダマは
標高452mのかつらぎ山の山頂と山麓の
全長1,800mを結ぶロープウェーなのである
ということで
あいにくお天気はあまり良くなかったが
迷うこと無くロープウェーに乗り込む
発車直後に広い田んぼ上空を横切るのも不思議な感じだ
のんびり田んぼに見入っている間もなく
すぐに目の前のかなりの急勾配を一気に上がり始める
地上がどんどん遠くなる感じがスリリングだ
一山越えてさらにもう一山
地上がずっと向こうに見え続けているから
もの凄く高く遠く登っている感じがする
ワタシの興奮状態はすでにマックスである
な〜こはそんなワタシをニコニコしながら見ている
山頂に到着すると何と雨
遠くに駿河湾がうっすらと見えたが
富士山の姿は望むべくも無かった…残念
でもここが絶景を味わえる場所であることは
見える範囲を眺めただけでもとても良く分かった
お昼は「みはらし茶屋」で開催されていた
「ご当地麺選手権」から
「富士宮やきそば(静岡)」と
「牛ホルモン焼うどん(岡山)」を二人で食す
まぁ味をどうこう言うのは野暮というものでしょう
食後は山頂エリアと散策
あちこちにトカゲがうろちょろしていて
ちょっとびっくりであった
展望台を二つ登って「幸せの鐘」で折り返して
ロープウェー乗り場脇の「絶景富士見の足湯」につかり
下りロープウェーで再びワタシが興奮状態になって
パノラマパーク訪問は終了となった
お宿に着いたのは午後3時過ぎ
恐らくもっと暗い時間帯の方が
趣きは何倍も増すだろうと思われる入口
それでも十分に魅力的なお宿である
門をくぐるとまさに別世界
決して広くはないんだけど
隠れ家的な佇まいに古く懐かしい建物の造りが
気持ちを和ませてくれる
お部屋の方も間接照明が活かされていて
障子で仕切られたシンプルで落ち着いた空間が
プライベートな雰囲気を高めてくれていた
な〜こはお風呂好きだから
翌朝5時過ぎに起きてでも
入れる風呂はほぼ全部制覇するのであるが
今回はワタシもなぜかいつも以上に温泉につかりたくて
2つの大風呂に入った後
な〜こと貸し切り露天風呂に入り
部屋付きの半露天風呂にも
な〜こと2回に一人で1回入ったのであった
いつものワタシでは考えられない堪能ぶりだ
夕食はお部屋で懐石
何と久しぶりにビールなんぞも飲んでみた
一品ずつ味わいながらゆっくり食べると
量が少ないなぁと思っていた懐石でも
お腹が一杯になっちゃうのが不思議だ
二人でちょっとお宿の外を歩いて
夜10時からの無料夜鳴きそばサービスも味わい
後はテレビなどほとんど見ずに
部屋で一緒にゴロゴロしていた
本当に浮世離れした時間と空間を満喫した
初日の夜であった
ツインのお部屋ではあったけど
寝る時も二人でくっついて
一つのベッドで眠ったのでありました