2009年8月26日水曜日

「心の翼が折れてしましまわれたのでしょうか」


前任校のボランティア活動で、地域のガイドヘルプボランティアの活動をずっとされていながら、年賀状で「昨年東京から(奈良へ)転居しました」というご挨拶をいただいていた方がいた。ことしのお正月にご紹介した方だ。

「寒中見舞いでご返事を書こう」と思いつつ春になり、「暑中見舞いでご返事を書こう」と思いつつ、もう8月も終わろうとしている。

そこで今日、思い切ってメールをしてみたのだ。幸いその方のメールアドレルは仕事上教えていただいたものが残っていたし、幸いなことに今もそのアドレスをお使いであった。

メールには、年賀状のご返事ができずに申し訳なかったこと、そして昨年9月から病休、そして休職をしていいることなどを、携帯なのに長々と書いてしまった。

そうしたら、すぐに返事が来た。

「心の翼が折れてしまわれたのでしょうか。そう言う時はなにも考えず、のんびりするのがいいのでしょう。」

とあった。それを読んですぐに「心の翼が折れた」ことがあるんだなと思った。そうしたらその後に近況が書かれていて、

「夫の実家へ帰ってきて、文具店の手伝いの仕事を頼まれてやっていたのですが、20年以上店長をしている人からパワーハラスメントを受け、心が折れました。自分が情けなくなりとても辛かったです。辞めることができ1ヶ月経って、ようやく落ち着いてきました。」

とあった。その方はこう結んでいた。

「折れた翼をゆっくり休ませてあげて下さい。本当に人生いろいろありますね。つらい経験も、してよかったと思えるようになりたいです。」

やっぱり辛さを耐え抜いてきた方だから、言葉が重い。
早く元気になって奈良まで会いに行きたいなぁ。