結局1月は3週連続となった時計教室
今日は時計を一から作るいわゆる「時計職人」ではなくても
「職人」的な熟練したワザが必要なことを思い知らされた
“ハンドクラフト”な時計だからと言っても
すべて“味”だとか“個性”だとかで
ごまかしてしまうわけにはいかない
採寸や溶接や成形などもろもろの部分に
やっぱり稚拙さや熟練さが現れるのだ
今回のメインの四角時計は実は
寸法の点ですでに設計図と違っている
3cmの正方形のはずが
3cm×3.2cmの長方形になっているのだ
このあたりも次の課題だなぁと思っているのだ
そしてすでに課題として強く自覚しているのが
レンズ作りが苦手であることなのだ
アクリル板を熱してゴム型の上に起き
上からガワで押して曲面がしっかりついたレンズを作る
これがダメなのだ…ヘタなのである
アクリル板は冷めるのが早いので
電熱器の上で十分にそして全体にムラがないように熱し
頃合いを見て一気に手元で作業をしなければならない
でもわたしはそこで焦ってしまうのだ
するとアクリル板が十分曲がらないうちに
固まってしまうのである
今日は四角時計用として
なんと8枚もレンズ作りに失敗した…
熱しているうちに縮んだり気泡が入ったりしちゃうけど
それでも1枚につき数回やり直しができる
ということは40〜50回くらいトライしたことになるのだ…
結局失敗続きのまま「第5回」は終わってしまった
でもさすがに少しずつタイミングがわかってきたのか
休憩で気分転換した後の「第6回」の時間に入ると
部分的に成功する率が高くなり
最後には四角型も丸型もなんとか型抜きすることができたのだった
奇跡のような完成品:丸より四角の方が型抜きはかなり難しいのだそうだ
もの凄い労力である
ガワをあまりに何回も押しつけたので指先が痛い
これを講師の人は難なく1回でやってしまう
もう一人の店員さんなどは
ずっとこの型抜き作業を今日はやっていたくらいだ
レンズを平らなものにすればこの作業は避けて通れる
でもこのワザを修得したい
だって曲面のレンズの方が絶対カッコいいもの
残り時間も少なくなった「第6回」の時間帯は
レンズをガワの内側にはまるギリギリのサイズまで削る
という作業をひたすら行なった
ガワの内側で止まる程度に合わせられれば
あとは接着剤で固定すればOKなのだ
レンズのバリ取りからヤスリでのサイズ調整も根気がいる作業である
四角版がほぼ完成したところで時間切れとなった
でも今回でなんとかレンズのメドが立った
これはわたしにとって制作進行上とても大きなことだ
そしてレンズ作りに何度も挑戦した
まだまだこれは修行しなきゃならないことだけど
十分意義のある一日であった
さて次回にはボディが完成するように
また自宅でボチボチと
ボディ装飾や文字盤作りを進めてみようかな
アクリル板レンズならオレにまかせろって
言えるようになりたい〜