パソコンを使って英語の授業をしていた学校へ
わたしは舞い戻っている
生徒ははるかに従順で
授業は見るからにスムーズに進んでいる
でもやっていることは当時わたしがやっていたまま
何も変わっていない
「帰ってくるの待っていたんですよ。」
と顔見知りの英語教師に言われる
「そろそろパソコンも古くなってきて、何か新しいこと始めなきゃいけないと思っていたところだったから、助かります。」
他のベテラン風な年配の教師からも声をかけられる
「先生が中心になって一つ何か英語の研究部会作ってよ。」
高英研の人かしら
それとも指導主事かな
知らない顔だ
それとも指導主事かな
知らない顔だ
わたしは両者の話にちょっとだけ耳を傾け
生徒のいる場所へ行く
楽しそうにしている生徒たちといっしょに話をする
もうここに来ることはないなと思う
「わたしに残された時間はもうあまりないんです。それを新しいことに使いたい。この世界はわたしにはもう過去のものなんです。」
わたしはそう言ってその場を立ち去ろうとする
(わたしに残された時間はもうあまりない…)
自分で言った言葉が
自分の中で奇妙にこだまする
そんな夢
真夜中の3時
体調は酷くはないけどまだ良くはない
気持ちが悪く頭が痛い
でも“教師”だった自分は
どんどん過去のものになっていっていることを
実感した夢