2011年3月18日金曜日

支援物資の「投下」はどうなった?

交通網が分断されているため
直接支援物資を運べない地域に対して
パラシュート投下っていうのはどうなのかと
このブログでもちょっと書いた

同じようなことをブログで書いている人も多い
と思ってウェブを見ていたら
北澤防衛大臣がすでに3/13の時点で
食料投下の検討を指示していたことがわかった
そこには3/14にも実施される方針だと書かれている

その話はどうなったんだろう?
すでに5日が過ぎている
投下する予定的なことは書かれているが
投下されたという話は聞いていない気がするけど…

投下には専用コンテナがないと物資が破損してしまう
という話もあるようだが
自衛隊になければそれこそ米軍に援助を頼むことだって
できるだろうと思うんだけれど
  
パラシュート投下用フードコンテナー

となどど思ってさらに調べていたら
すでに「投下できない」という判断が下されていたことを知った

理由は

「投下したときにけが人が出る危険性があることと、投下によって、支援物資が破損するから」

なんだそうだ
 
そりゃないだろうってちょっと憤っていたら
別の記事もみつけた

パラシュートで物資を落とす場合には
低空では破損してしまうし上空では流されて目的地に届かない
また周囲が危険な被災現場である中で
ピンポイントで物資を落とすことは非常に難しい
精度を上げようと高度を下げれば
物資の破損だけでなく
落下物により被災者や避難所への被害が出る可能性も出てくる

そうかと納得した
上の写真のような鉄のかたまりが振ってくるわけだ
それは確かに危険過ぎる
実際米軍がアフガニスタンで行なった投下物資が
民家を直撃して死者を出した例もあるとのこと
残念だけど納得せざるを得なかった
 
一秒でも速い陸路の復旧を願う