2016年7月14日木曜日

2018年に向かって(drive to 2018)

1999年から新設高校の開校に携わり、
そのまま、猛烈な集中力と行動力で(自画自賛劇場!)
開校後の数年間を突き進み、
フルスロットルのまま、次の新設校に異動して、
開校直後の混乱期と戦っている最中の2008年、
そのまま空中で大破したワタシであった。

墜落ではなく、空中分解である。

機体がもう、飛び続けることができなくなったのだ。
本当に、バラバラになって海に落ちる飛行機が
目に見えるようであった。

幸いにもワタシ自身は脱出して、

海の藻屑と消えることはなかったが、
粉々になってしまった飛行機は、もう元には戻らず、
再び空を飛ぶ気力も体力もなくなってしまったワタシは、
小さなボートに乗って広い海を
行く場所もなく、ただ揺られているだけであった。

2008年から2014年までの6年間は、

一言で言えば「苦」である。
  
精神的にもきつかった上に、
頭痛と吐き気の〝二日酔いシンドローム〟で
起き上がれずに苦しむ日々が続いていたのだ。
その頃、ブログやCGやドラムや太極拳や時計作りなど、
いろいろなことに手を出したが、
結局すべてはこの「苦」を和らげるための
気晴らしだった気がする。

でもその気晴らしの一つだったCGがなければ、

Kindleにも興味を持たず、
Kindleでの出版を考えることもなく、
「望林堂」もなかったことも、また確かである。

2014年から「望林堂」プロフェクトが立ち上がった。

何日も寝込むほどの体調の悪さはなくなった。
それからの2年間は
一言で言えば「忍」であろう。
ひたすらパソコンに向かい、
翻訳し、書籍化し、出版し続ける毎日だ。
  
ワタシはまだ小さなボートで海の上である。
でも海図は手に入れた。目的地もはっきりしてきた。
ただ、まだまだ目的地ははるか遠くにある。
そこへひとっ飛びで行くことはできない。
常に転覆の危険にさらされ、
不安と孤独と戦いながら、
小さなオールで地道に漕ぎ続けるしかないのだ。

しかし何と忍耐強いワタシであろうか(自画自賛劇場!)

   
苦節10年となる2018年には、
ようやくどこかにたどりつきそうな予感がする。
「忍」がついに報われ、
結果や成果が目に見える形で現れるような
節目の年になりそうな気がするのだ。

「望林堂」も、そこに向かう大きな流れの中に
あるような気がする。
ウクレレも始めてからもちょうど10年になるし。
そこから、な〜こと新しい生活を始めよう。