Aquilaの赤弦を張って使っていた。
今は低価格高品質な中華ウクレレが入ってきて、
1万円ほどでは〝格安〟ウクレレでもなくなった感があるが、
フレット音痴なところは確かに〝格安〟っぽい。
そこ、一番ダメじゃん……。
でも不思議なもので、
フレット音痴だろうが、音に深みがなかろうが、
気軽に手に取るウクレレとして
ちゃんと役に立っているのである。
逆にKamakaなどのウクレレの良さもわかったし。
このブラック・ウクレレだが、
赤弦を半年近く使ってみて
ちょっと音がキンキンするのが気になっていたので
少し太い弦に換えてみることにしたのだ。
弦交換作業は気分転換にもなるしね。
そこで手に入れたのが
同じAquilaの「ブラックナイルガット弦」である。
Aquilaの黒弦てけっこうレアな感じがして良いのだ。
音がクリアでタッチが固めなのはAquilaらしいところ。
すでにセミアコ・ウクレレには張ってあるので、
ウチでは二本目である。
以前武蔵小杉のグランツリーの中で
たまたま見つけたのだが、
他店では1500円くらいするのに
そこでは1000円なのだ、なぜか。
だから今回もグランツリーでゲットしてきた。
音も若干太く大きくなった気がする。
赤弦よりも表面がつるつるしている。
赤弦の方が特殊なのだが、今はこのつるつるが新鮮である。
これから少しずつ弦が安定するのを待つ。
この、チューニングしながら待つ何日かも好きだなあ。
手塩にかけて育てたウクレレが
ゆっくり生まれ変わる姿を愛でている感じかな。