「望林堂」の完訳文庫は
「ジキル博士とハイド氏」や「宇宙戦争」などもあるが、
基本的に児童文学を中心に扱っている。
ということは、中心的なターゲットは
小学生・中学生・高校生か、
そうした作品を子どもに読ませたい、
保護者の方たちじゃないかなと思う。
もちろん名作の数々なので、
子どもの頃に読んだ本をもう一度読みたいという
むしろお年を召した世代の方もおられると思う。
それは売れ方で少しわかるのだ。
やはり一番反応のあるKindleを頻繁にのぞくのだが、
午前中とかの、子供たちが学校へ行っている時間帯に、
意外と売れたりすることが多いのだ。
主婦の方とか、定年後の方とかかなぁと思うのだ。
でももちろんピークは夕方から夜中にかけてである。
子どもたちだけでなく、学生や社会人も、
のんびりした時間を過ごす時だからね。
でもこの7月の動きが面白かったのは、
7月の頭にパタッと売り上げが落ちて、
10日ぐらいからまた戻って来たのだ。
つまり、一学期の期末試験期間は
みなさん勉強に集中していたと言うことである。
ここまではっきり学校生活とのリンクが感じられたのは
今回が初めてだったかもしれない。
学校に通う子どもたちが、
少しずつ望林堂の方を向いてくれるようになったのかな。
昨日から始まった(ところの多い)夏休み。
これから7月〜8月で、どう反応があるのか楽しみである。