2017年2月2日木曜日

これが新しい〝砦〟なのだ

「続・鬱っぷち!」を仕上げた後、
予想通りに心身ともに落ち込み、
体調は相変わらず低空飛行を続けていて、
カラダがダルくて仕方ない。

昨日も、水曜ウクレレの1時間半は楽しめたのだが、
午前中はベッドに横になっていたし、
終わってからもお茶に参加する元気はなく、
一人フラフラ、トボトボと歩いて帰ってきたのだ。

それでも《望林堂完訳文庫》の19冊と
鬱っぷちシリーズの2冊の計21冊が、
コツコツ地道に頑張っているのを見ると、
ささやかな喜びに浸ることができるのだ。
ああ、ありがたいなぁ。
  
どの本も、多くの時間と労力を費やして
心身ともにヨレヨレになりながら
やっと完成させたものばかりだから、
一冊一冊が、
まるで自分の子どもか分身みたいに愛おしい。 
その分身たちが、
墜落寸前で低空飛行しているワタシに代わって、
動き回ってくれているのだ。
なんと甲斐甲斐しいことか、みたいな感じになる。
  
それも、昨年8月に、
Kindle Unlimitedという読み放題プランに
大打撃を受けたにも関わらずなのだ。
ひるむこともなく、あきることもなく、
投げやりになることもなく、
その後もずっと頑張り続けているのだ。
そして100冊/月という販売ラインを
維持しようとしてくれているのだ。
みんな偉いなぁ。
  
まだ「続・鬱っぷち!」から1週間も経っていないから、
ヨレヨレなのは仕方ないんだけれど、
元気になったら、次の援軍を投入すべく、 
また翻訳作業を再開させよう。
それまで、もうしばらく、養生させておくれ。
  
ああ、そうか。
2008年に突然仕事に行けなくなって、 
それまで築いてきた砦が粉々に崩れ落ちてしまって以来、 
ブログを書き、腕時計を作り、CGを描き、
中古CDを売り、翻訳本を出してながら、
ずっと新しい 砦作りに力を注いできたけれど、
この本たちが、一番頑丈な砦になったんだなぁ。