2017年9月28日木曜日

今のウクレレ教室の退会手続きをしてきたのだ

2013年6月からだから、4年と3ヶ月である。
わずかに月に2回しか通っていなかったとは言え、
つながっていた期間としては
中学、高校を越え、大学に匹敵する長さだ。
  
2013年と言えば、まだまだ体調も不安定な上に、
今の仕事のメインである翻訳も始めていなかった頃だ。
この音楽スクールの方も、
やっと講師が決まってウクレレ教室が始まったばかりで、
わたしが入った頃は、まだ生徒が安定せず、
なかなか出入りが激しかった。
  
それも次第にメンバーが安定してきて、
2年くらいは不動のメンバー5人だった気がする。
それが今年始めに1人抜け、
6月くらいに1人抜け、
ここでワタシが抜けることになったのだ。
2人になっちゃったね、申し訳ない……。
  
レッスン場所も、
最初は奥の部屋だったけど、
途中から入口近くにできた新しいブースに変わり、
音が響き過ぎてびっくりしたっけなぁ。
  
退会の手続きは紙一枚の簡単なものだったが、
終わってみると、ちょっとしんみりしちゃったのだ。
  
建物の中では、
不調や憂鬱を抱えて乗った上りエスカレーター、
晴れ晴れした気持ちで乗った下りエスカレーター、
レッスンの前と後には必ず立ち寄っていたトイレ。
楽器店に入ってからは、
レッスン前に立ち止まっていたウクレレコーナー、
そしてウクレレ連関連本コーナー。
  
そう、卒業を迎えた学生が、
あの教室、あの階段、あの踊り場、あの部室、
あの渡り廊下、あの体育館、あの水飲み場などと、
生活の一部だった場所を懐かしむのと同じ思いが、
なぜかぐっとこみ上げてきたのである。
  
ずっと当たり前のように身近にあった場所なのに、
もう自分の居場所ではなくなってしまい、
これまでのようにここに来ることもなくなるなぁ、
という、あの悲しさ。
  
それだけ、思っていた以上に思い出の詰まった、
ワタシの支えとなっていてくれた場所であり、
時間だったのだなぁ。
そこを今日、ワタシは〝卒業〟したのだ。
  
感慨にふけっている間もなく、
新しい生活が始まるのも同じである。
来週火曜日から、次の場所でのレッスンが始まるのだ。
   
また、新しい出会いがあり、
新し世界が開けることを楽しみにしよう。