2009年6月19日金曜日

今年度初の職場からの郵送物

今年度初の、職場からの郵送物が届いた。デカイ。6月末までだった「休職」を、さらに延長する書類を出したから、その反応が返ってきたという感じかな。もちろん申請の手続きをしていただける旨を、すでに副校長からメールでもらってはいたけれど。

これはシラフでは見る勇気が出ないと思い、ビールを飲もうかと思ったらストックが切れていた。代わりにアルコール8%のストロング・チューハイ飲んでと。村上春樹の小説の主人公のようにスマートにはいかないのが現実というものだな。
   
さて、その中身であるが、
   
「給料等支給明細書」
「平成21年度 給与所得等に関わる市民税・県民税 特別徴収額の決定・変更の通知」
「東京都福利厚生事業団からの保険加入の案内
  
はぁ、何をいまさらって感じだな。
   
「長期の就業不能に備えた『療養給付保自宅療養も補償!」
   
なんてのもあるのか。でもそんなことなってみるまで考えないよな、普通。

そしてもうひとつA4版の封筒が入っていた。なんだろうと思ってドキドキしながら開けてみる。すると中に入っていたのは、東京都福利厚生事業団で出している冊子「いぶき」(6月号)と、公立学校共済組合からの医療費の支払い状況のお知らせ、だけ、であった。拍子抜け。笑っちゃうくらい。

新しい教職員名簿も、
学年団一覧も、
座席表も、
年間行事予定表も、
分掌一覧も、
業務に関するものは一切入っていない。
復帰へ向けての方針とか流れがわかるような文書もない。
「どんな感じですか。」の一筆すら入っていない。
いや~バッサリって感じ。
よく取れば、「病休延長」の申請を受けて、学校のことは一切思い巡らさずに済むように気を遣ってくれているということか。現実的には、戦力外メンバーに気を遣えるほどの余裕が無いくらいに忙しいが正解かな。現職場にいた経験的に言えば、それは大いにあり得る。でもそれはいい訳にはならないと思うけどね。
だって、もし一日も早く復帰しようと思っているとしたら、これは相当不安だろう。「窓際」どころの騒ぎではない。無視。放置。こちらから動かない限りは、先は全然見えない。誰も何もしてくれない。心配すらしてくれていないって感じ。

年度の途中で、学年主任でありながら全てを放り出してしまったということは、相当な「恨み」を買っているんだろうかと邪推すらしてしまいそう。別にズルしたわけでも、子供じみた行為に走ったわけでもないんだけどなぁ。

それどころか、ギリギリまで倒れそうになりながら他の先生方を支えようと、がんばったんだけどなぁ。そこは誰も評価してはくれなかったってことか。自分で自分を誉めてやるしかないってことか。悲しい職場だなぁ。共に戦う中で、倒れていった戦友ではないんだなぁ。

誰も自分を待っていてくれるわけではない場所へ戻る気持ちにはなれないだろう。こうして病休になったのが、「戻る気の無い」わたしであって良かったと思う。「戻る気のある人」や「戻らざるを得ない人」の身代わりに倒れたんだよ、きっと。

もちろんもう落ち込まないし、動揺もしないけどね。
しかし変な話、不登校の生徒に対して、自分がいかに気を掛けていたかを思い出した。

わかった。ぼちぼち撤収の作業に入ることにしよう。
そう思った夜中の2時。