2010年10月26日火曜日

   
ドラムを習っていることもあって
店頭で見つけて
迷うことなくすぐ買ってしまった一冊

「100の裏ワザ」シリーズは
ウクレレ上達100の裏ワザ 」も持っていて
初心者的にはちょっと取っ付きにくいんだけど
少しずつ楽器に慣れてくると
痒いところに手が届くっていう感じで
とてもお役立ち情報が増えてくる本であった

そこでこの「ドラム上達100の裏ワザ」であるが
これもまた実際にレッスンを続けている中で
体験的に関心・納得することがたくさん書かれている本なのだ
 
著者は“手数王”と呼ばれるテクニシャンにして
ジャズやロックなど多方面に活躍する名プレーヤー
一般的にはCHAGE and ASKAのや谷村新司のレギュラードラマー
プログレ的には超絶フュージョンユニットFragileのメンバーとして
そしてデッド・チャップリンや再編VIENNAのドラマーとして有名か

そして文章も軽妙ながら中味が濃い

「ジャズ・ドラマーはロック・ドラマーのことを『爆音でプレイする野蛮なヤツ』と思っている。逆にロック・ドラマーはジャズ・ドラマーのことを『音の小さいひ弱なヤツ』と思っている。」

なんてズバリな説明に笑ってしまった
しかしそれはメンタル面にとどまらず

「ロック・ドラマーはバス・ドラとスネアで基本ビードを提示し、ジャズ・ドラマーはライド・シンバルのレガートとハイハットで基本ビードを奏でる。」

という演奏スタイルやダイナミクス・レンジの話へ及ぶ
そして最終的にフィジカルとメンタルの
両方を使い分けることが大切と結ぶ
 
これが裏ワザ100のうちの1つである
内容の充実度がわかるというものだ
 
ライヴやりたくなっちゃうなぁ