首の激痛から10日ほど経ったが、
可動範囲が増えてきたとは言いつつも、
まだ満足に首が回らず、
気づけば、目玉だけを動かしていたり、
上半身全体を向けたりしているのである。
回復したとばかりに、調子に乗って動かすと、
ギャッっと痛みに苦しむことになるからなぁ。
そんな中、パンフレットの話が決まった。
結局表紙は、
「CGではなく写真を使い、
硬派で、質実剛健で、リアルであり、
ポップでも、カラフルでも、ドリーミーでもないもの」
(ワタクシの送信メールでの表現)
とあいなった。
見事に〝予言的中〟である。
学者サマたちが集まっていると、
こういうツマラン結論に落ち着くものなのだろうなぁ。
しかし、ワタシはめげず、ひるまず、
そのまま表紙を作成することになった。
今度はCGを封印し、
クライアント側がみつくろった写真をもとに、
表紙案を制作するのである。
そうなると正直なところ、
じゃあ、そもそもなんでワタシなんだ?
ということになるわけだ。
さすがにワタシに声をかけてくれたデザイン会社の方も、
自分のプロデュース不足だと恐縮している。
ここで手を引くという選択肢もあるのかもしれないが、
すでにワタシはデザイン料はもらっているので、
気持ち的にそんないい加減な終わり方はできない。
それに、たとえCGではなくても、
自分の〝作品〟がパンフレットの表紙を飾るのであれば、
やっぱり全力でチャレンジしてみたいのである。
ということで、
6月下旬に終わるはずのこのお仕事は、
8月末を目処に、夏一杯続くことになったのであった。
最後にはすべてが、うまくゆきますように!