実家のある街の商店街に似ている。
わたしには行きたい場所があるのだが、
普段通る道の先が工事中になっている。
仕方ない、迂回するか。
そう思っていくつか先のブロックまで移動する。
やっぱり曲がった先は工事中なのだ。
こんな感じでは埒が明かない。
ちょっと様子を見に行って、
無理すれば通れるようなら通ってしまおう、と思う。
近づくにつれ、通りの左右の建物の背が高くなり、
それが陽射しを遮って、通りが暗くなってゆく。
車が数珠つなぎになっていて、息苦しさが増す。
工事現場に到着する。あたりは真っ暗だが光が見える。
角を曲がって右を見ると、
何とそこは溶鉱炉なのだ。
ドロドロのオレンジ色の液体。
どす黒い鉄の壁。
いたたまれない熱気と蒸気。
圧迫感と閉塞感。
振り向けば、たくさんの車が押し寄せてくる。
もと来た方へ道を戻らねば。
いや、向こう側へ渡って、駅に出よう。
でも、もう動けそうにない……。
そんな夢。
「幸福な王子」翻訳完成直前の修羅場だからなのか。
昨日から舌に口内炎。
虫歯治療箇所も、時々ズキズキと痛む。
さらに、朝から鼻炎がひどくてストナリニを飲んだのだが、
昼になってお腹が痛くなってきた。
あのいや〜な〝みぞおち痛〟ではなくて、
腸のあたりがシクシク痛い。
そこでゆたぽんを温めて患部に当てながら
横になっていたら眠ってしまったのだ。
でも起きたら腹痛は去っていた。
ストナリニが効いて、鼻水&くしゃみも出ない。
さあ、ラスト・スパートがんばるぞ!