2015年11月18日水曜日

一周忌のお墓参り

一周忌は11月16日。
一日遅れの昨日17日に、お墓参りに行ってきたのだ。

これまで墓建ての打ち合わせ・確認も

納骨・忌明けも
駅や実家からタクシーを使っていたのだが、
今回は誰と待ち合わせることもなく
一人でのんびりと行くお墓参りなので、
最寄駅からテクテク歩くことにした。

大まかに言えば

「飯能」駅から八高線の隣駅「高麗川」駅へ行く
ちょうど真ん中あたりが霊園だ。
途中か車道の両側が杉で囲まれ、
薄暗い山道へ入ってゆく。
  
その山道の頂上付近が宮沢湖であり、
そこから少し降り始めたところから脇道へ入ると
宮沢湖からの水を利用した里山の中に
霊園があるのである。


  
紅葉はまだこれからといった様子で、
ところどころ赤や黄色が目立ち始めたくらい。
それもまだ色鮮やかなところまでは行っていない。

駅から歩くこと45分。ちょっとしたハイキングであったが、

無事霊園につき、花を飾り、
墓石にお水をたっぷりかけ、手を合わせて、
お墓参りが無事、あっという間に、済んだのであった。
あれから一年経ったか……。

さあまた歩いて帰ろうと思ったところで、

せっかく来たから宮沢湖へ寄っていこうと思った。
ムーミンのテーマパーク「メッツァ」が作られるということで
注目度が上がった人造湖であるが、
今はかなりの寂れようである。


スワンボート・レンタサイクル・レンタルベビーカー・なかよし動物園・なかよしトレインプレイゾーンの「遊戯物」は、営業を終了しています。

だからな。

少なくとも元地元民として
遠くから宮沢湖を眺めていたワタシの印象としては、
2017年開業予定の「メッツァ」建設のために
営業が「終了」したわけではない。
もっとずっと前から「終了」せざるをえなかった感じなのだ。
  
かつての栄華がかいま見える分、寂しさもひとしおである。
今はほぼ巨大な釣り堀だ。



景色は良いし、湖畔をめぐる散策路も作られているのだが、

マップを見ると、かつてあった施設がほとんど姿を消したため、
合わせてトイレが端から閉鎖されているのだ。
これは観光地としては致命的ではなかろうか。
まだ見た感じ何の建設も始まっていないのに。
  
かろうじて釣り場付近に有料トイレがあったけれど
もう釣りでしか人を呼べないって感じが
ひしひしと伝わってくるのである。



あとは温泉ぐらいか。

ここは「カンブリア宮殿」でも取り上げられたらしいが、
とは言っても温泉と宮沢湖は、うまく連携しているとは言えない。
同じ場所にあるけれど、全くの別物なのだ。

もう少し紅葉が進むとキレイだろうなぁ、

でもムーミン・テーマパークは不安だなぁ、
などという印象を残した、数十年ぶりの宮沢湖訪問であった。
  
いや、お散歩で立ち寄るには、良い場所なんだけどね、
少なくともキレイな無料トイレさえ
散策路周辺にいくつか整備されていれば
湖畔を一周してみたかもしれないなぁ。
それだけで施設としての〝安心感〟が違うのである。