病休突入の1ヶ月後くらいから書き始めたブログの、
スタート部分の数ヶ月を
昨日から読み返しているのだが、
これが、自分で言うのもナンだが
かなり面白いのだ。
強烈な肉体的な不調と自己嫌悪の中で、
どうにか自分を自分で支えようともがいている。
今の〝脱落した自分〟に飲み込まれないように、
努めて明るく、冷静に、客観的に、
そこに至る経緯や、現状を整理し、
理解しようとしているのだ。
自己嫌悪と同時に、
病休に入って、やがて休職して、
直接的な苦しみから開放された喜びも
あちらこちらに感じられる。
その情緒的な振り幅の大きさや、
不安や不調と常に戦い続けている緊張感が、
異様な雰囲気を醸し出している、
ような気がする。
そこで、
色々問題のある部分とか、
気ままに書いていた音楽評などを除いて、
このブログの一部を、
〝適応障害日記〟みたいなものとして書籍化しようかと
今、本気で思い始めているのだ。
もちろんkindle用などの電子書籍である。
さいわい、当時描いていた小さなカットも
ちょっとした味を加えてくれそうだし。
売れなくても良いのだ。
人生の転機における貴重な記録が、
本の形でまとまっているのも
良いだろうと思う。
それに、こういう本があったら、
あの頃の自分はきっと
読みたかっただろうなぁと思うのだ。
だから、どこかの誰かのお役に、
少し立てるなんてことも、
ことによると、あるかもしれないしね。