昨日定例の実家手伝いに行ったら
お盆休みということで弟クンがいたのだった
そこで…
ここを逃したらいかんとばかりに切り出した
「お父さんのことだけど…これだけは決めておきたいんだけど…。もしもの時に、病院からこの家に運んでもらうのか、安置施設に運んでもらうのかってこと。
現実問題として、お母さんが介護ベッドで寝ているこの部屋に一緒に寝かせるって言うのは、スペース的に無理だと思うんだよ。お母さんが夜中にトイレに行く時なんかに、お父さんを踏んづけるか、お父さんの上に倒れ込んじゃうかもしれないし。
それに近所の人や近くの親戚の人が来るとなると、部屋や廊下を占領している荷物を片付けないとだけど、二階に上がれないお母さんの荷物は一階に置いておくしかないから、片付けると言っても結局今とあまり変わらないだろうし。
それからカーテンや障子や畳が痛んでいたりするのだって、この状態じゃきれいにする余裕はないから、来た人の目に入っちゃうし。それはイヤなんでしょ?
だから…確かにそりゃ可哀想だとは思うけど、家に連れ帰るのは無理だと思うんだよ。」
母サマも弟クンも
自宅には帰してやりたいと思いつつ
この雑然とした部屋に他人が入るのはイヤで
でも片付けようという意欲もアイデアもないようだったから
話がまとまるのかちょっと不安であった
しかし結局それなりに方向性が出たのである
それは
葬儀社にお願いして
当日から安置所に行くことを基本としながら
家に“立ち寄る”というかたちで
1時間でもいいから
この部屋に寝かせてあげられないか
というものであった
“立ち寄る”だけだから
安置の枕飾りもせず人も入れない
あくまで安置場所は施設という考え方である
これなら家の中が雑然としたままでも大丈夫だし
母サマが寝る場所をどうするという問題も生じない
そこでワタシが葬儀社を選んで連絡し
そうした段取りが可能かを確認することになった
やってくれるでしょうきっと
そんな話ができて見通しがついたことは
予想外に非常に大きな収穫であった
お盆だからご先祖様が
そういう家族会議の機会を
セッティングしてくれたのかもしれないなぁ