2010年5月31日月曜日

昨年の「メイラックス断薬」チャレンジ

昨年は6月になって比較的体調が良かったことから
メイラックスの断薬を行なったのだった
カラダに発疹が出たため
この頃「タリオン」という
アレルギー性皮膚炎の薬も飲んでいたのだ
  
  
【2009年度(前回)】
  6/27 「メイラックス」断薬
  7/15 大不調襲来
        (頭痛&二日酔いシンドローム→低空飛行状態)
  8/5「メイラックス」服薬再開
 【2010年度(今回)】
  5/19 「メイラックス」断薬
  5/31「メイラックス」服薬再開
   
   
去年は実に一ヶ月以上がんばったんだなぁ
でも今回はたぶん
自分が昨年より好調だからこそ
この好調さが消えていくことに
耐えられなかったっていう感じがする

まぁ昨年度は大不調の原因が
「メイラックス」断薬にあるって気づくのも
遅かったからねぇ
さてまた人体実験開始だ
これで体調回復してくれないと困るのである

メイラックス断薬断念…(無念!)

安定剤「メイラックス」を断薬して12日目
血中濃度半減期から約一週間
正直なところ
明らかに体調は悪化している

断薬の影響かもしれないと
がんばってきたけれど
ちょっと限界か
まず決して落ち込むとか
イライラするとかいうわけではないんだけど
ピリピリとアタマが落ち着かない感じ
そして色々なことを考え
それもくるくると変わっていく
要するに不安定ということなのだ
  
気にしないようにしていたことが
気になるようになったり
さらにここしばらく消えていた
職場の夢をまた見るようになり
夜目覚めることも増えた
  
それ心の中にしまってあった
今後どうするかっていう不安が
顔を出してきている感じだ

そして首から上のちょっとしびれたような感覚
吐き気や頭痛には直接つながらないけど
重苦しさや息苦しさが今日は特に酷い

そのせいもあってか
昼寝ができなくなってきた
寝不足感はないんだけど
熟睡感もない

去年の今頃断薬に挑戦した時は
もっと酷い不調が襲ってきたので
それに比べれば安定してきたことは実感できたが
まだメイラックスの力は必要としているということか

やっぱり少なくとも仕事にケリをつけて
ゼロから前を向いて歩き出すまでは
薬が必要なのかもしれないなぁ

二度目のメイラックス断薬チャレンジだったけど
12日でストップすることにしたい
残念だけどでも良くここまでがんばったなぁ…
まぁ取りあえず自分の現状を把握できたってことで
無理はしないことにしよう

2010年5月30日日曜日

頓服用催眠薬「レンドルミン」

超長期型安定剤「メイラックス」の
血中濃度半減期が120時間だとすると
同じペースで減衰していけば10日ほどで
完全にカラダから切れることになる

先週水曜日に断薬開始したから
ちょうどこのウイークエンドが
その時期になるわけだ

まぁここからが勝負
っていうかやっと勝負が始まったって感じかな
あるいは今勝負の真っ最中

昨日は体調的には一昨日よりも良かった
でも夜中々寝付けず
結局「レンドルミン」を飲んだ
これは最高血中濃度1.5時間という
超短時間型の催眠薬
必要な時だけ飲むという頓服薬として
処方してもらっている

今までとは違って
睡眠時間や昼寝時間や寝つきやなにかが
いろいろと乱れているから
それをある程度はコントロールできる
もちろん必要だと思った場合だけ
それも落ち着くまでの期間限定だ

この「レンドルミン」も
睡眠薬系では超弱いと言われたりするが
わたしには合っているようで
お陰で寝付けることが多い
夕べも飲んだら眠れて
朝まで起きなかった

朝の体調は…
昨日よりさらに良いみたい…かな

日々時間無制限一本勝負みたいな
格闘が続いている

2010年5月27日木曜日

懐かしの仕事カバン復活

今日は良い天気なのだが
気温がそれほど上がらない
それどころか
一時にわか雨も降ったりして
安心できないお天気だ

お出かけしようと思ったのだが
何を着ていいか迷った
パーカーは持ってないしなぁとか
ウインドブレーカーもちょっと飽きたなぁとか
考えているうちに
カジュアルシャツにジャケットでも着てみるか
という気になった

もちろん下はグレーのジーンズだから
ラフはラフなんだけども

そうしたらバッグが合わない
お気に入りのハンティング・ワールドを
ジャケットの上から
斜めに肩掛けするのは超ヘンである

そこで取りいだしましたのが
仕事で使っていた黒カバンである
就業体験で体験先訪問などもあるから
外回り可能なビジネスバッグとして買ったものだ
それでもちょっとカジュアルな感じなのは
わたしなりのコダワリだったんだけど…

仕事で使っていたこともあって
封印していたバッグなのだが
いざ手にとって見たら
使うことに不思議なほど抵抗がなかった
いいじゃないのこれ
普段使いでもイケルぞと

こういうところでも
気持ちの安定というか復活というか
前向きな感じになってきているんだなぁと
ちょっと自分でもびっくりだった

ということで今日は見た目仕事モード
ちょっとラフな格好が許された
前任校や前前任校はもとより
現任校でもギリギリ許されそうな格好だ
あっネクタイしてないからダメだな…

まぁ使えるバッグが増えて
単純にうれしいし
 
肩掛けにもなるけどカラダには手で持つのがいいらしい
もちろん頻繁に持ち替えて負担を分散するのだ

2010年5月26日水曜日

安定剤「メイラックス」とのおつきあい

安定剤あるいは抗不安剤などと呼ばれる
「メイラックス」が
初めて処方されたのは
保存してある薬局のお薬カードによると
2008年の10月15日である

9月17日から病休に入っているから
ちょうど1ヶ月後である
ほぼ毎週病院へ通い
少しずつ薬の種類や量を変えながら
様子を見ていた時期だ
  
メイラックスと同時期に飲んでいたいた薬で
今も処方されているものはないので
その後も様子見期間は続きながらも
メイラックスは
一番早く定着した薬である

そして比較的早い段階で
抗うつ剤の服薬を止めたわたしが
結局ほとんど飲み続けてきた薬なのだ
去年断薬を試みて失敗した後は
逆にある時期頼っていたと言ってもいい

その薬をここで1年7ヶ月ぶりに
断とうとしているのだ
それも徐々に減らすみたいな段階を経ずに
いきなりストップしたのだ
これではカラダも相当に驚くだろうし
メイラックスのない世界を
再構築するのに時間もかかろうというものである
でも段階的に減らすことには抵抗があった
断酒や禁煙みたいなもので
少しずつはダメだと思ったのだ

案の定カラダとココロは混乱したんだと思う
でも今日は昨日よりはるかに安定している
変な夢を見た昼寝後に
安定感が高まった感じなのだ
アタマのモヤモヤも薄らいだような気がする

これからまだ波があるだろうが
このレベルまでこれるのであれば
少し断薬の希望が見えてきたかも
昨日のカイロプラクティックも
強力にバックアップしてくれているのかな

また明日どう変わっているか
ビクビクしながらも興味津々である

口蹄疫とホロコースト

今回の口蹄疫の問題には
何かこういたたまれないものがある
それは台風や地震などと同様に
人の手で防ぎ切れない
ウイルスという大きな力に
ねじ伏せられるような
無力さを感じさせられるからかもしれない

苦労して手間ひまをかけて愛情を注いで
積み上げてきたものが
一瞬にして無に帰してしまう残酷さ
  
細かいことを言えばきっと
その段階段階での関係者の認識や判断や対応には
いろいろな視点から議論の余地はあるのかもしれない
でも誰一人として
口蹄疫が広がることをよしとしている人なんていないのだ
誰もがただただうろたえ悲しみ苦しんでいるのだ

畜産農家だけではない
普段はその命を賢明に守る仕事をしている獣医たちも
今回は命を奪う仕事を与えられているのだ
それを思うだけでもやりきれない

そうした加害者のいない悲劇である点では
物事が本質的に全く違うことは重々理解した上で
非常に衝撃的だったものがある
  
それはあの殺処分された累々たる牛や豚の死骸と
それがショベルカーやトラックでゴミのように動かされ
大きな溝のような穴に
一度にそして大量に埋められようとしている映像である

わたしはそこに
文章や絵や写真でしか知らなかった
戦争時のホロコーストの姿をだぶらせてしまったのだ

折しもNHKで1945年3月10日の東京大空襲とは別に
5月24日・25日にあった山の手大空襲が取り上げられていた
死体は山のように積み上げられたと言う

わたしが感じたショックは
こうした言わば“知識”だったものが
あの殺処分された累々たる死骸の山の映像を見て
少しだけ“体感”した結果だと思うのだ
あれが動物ではなく人間であったことが
これまでの歴史上現実として多々あったのだ…

殺処分を安易なヒューマニズム的に非難しているわけではない
もちろんそうした思いを
心のどこかに痛みとして感じることは大切なことだと思う
しかしわたしが受け取ったものは
そうした動物への思いではない
すでに口蹄疫の問題そのものとも全く関係ないのだきっと

あまりに数が多過ぎて
ゴミを扱うように
ブルドーザーやショベルカーで
死骸を扱わざるを得ないという事態が
絵や写真でも記録映像でも映画でもなく
今この日本で現実に起こっているという映像は
わたしの中で
改めてホロコーストの凄惨さを
“感じさせる”ものだったのである



2010年5月25日火曜日

朝イチで道を聞かれたわたし

旅行先でも旅行者から道を聞かれちゃうほど
わたしは“道を聞かれるヒト”なわけなのだが
今日はさすがにビックリした

朝起きて
ゴミを集積所に出しに
門を開けたら
目の前に紙を持った男の人が立っていて
ちょうど良かったぁみたいな感じで
道を聞かれたのだ
待ち構えられてたみたいだ
待ち構えられてたら恐いぞ〜

その人はちょっと年配の方で
紙には駅名と住所だけが書かれていて
  
「この番地に行きたいんですけど
   このあたりですよね。リフォーム中のお宅なんですが…」
  
と自信なさそうに聞いてきた

さすがに住所だけじゃわからない
リフォーム中と言われても
近隣を始終チェックして回っているわけじゃないからなぁ
取りあえず見える範囲で
工事の足場がかかっている家を
「あそこでしょうかねぇ」
   
    
とか言いながら話をしていたのだが
その方は
「行ってみます。ありがとうございました。」

と頭を下げつつ去って行った

工事現場の警備員だきっと
定年後に見つけたのか
リストラ後に見つけたのか
あの感じは新人さんに近い警備員さんだ
  
わたしは経験があるからわかるのだ
あんな感じで
住所だけもらって
朝早くに知らない場所で
ウロウロと現場を探していた覚えもある

気をつけて下さいね
がんばって下さいね
なんかそんな声をかけたくなる感じの人だったなぁ
ちゃんと現場にたどり着いただろうか…

職場復帰した夢

安定剤メイラックスの服薬を断ってから
5日めの昨日月曜日
あのダルダルとちょっとした落ち着きのなさは
やっぱり断薬の影響だったんじゃないか

そう思ったのは
夕べ久しぶりに
職場の夢を見たからなのだ
それも完全復帰の巻である
たぶん今年の4月の時点だ
パラレルワールドだな

学校は移転している
真新しい校舎になっているはずだ
しかしその新しい職場へ行く途中で
4月から異動か新採で
新しく同じ職場へやってくる集団に会う

一転して朝会の場面
周りは知らない人ばかり
その中で新しいメンバーが自己紹介をしている
しかし朝の時間は忙しい
引き続きいろいろな連絡が飛び交う

わたしもなぜか
まず教科の連絡をする
それが終わるとすでに何人かが
授業の準備で職員室を飛び出す

残った人たちに向って
わたしはやっと病休からの復帰を報告する
真剣な顔で聞いてくれる人たち
    
「大変でしたね」
 
と声をかけてくれる人もいる

でもわたしは
  
(申し訳ないけど9月で辞めてしまうんです)
   
と思っているのだ

そんな夢

明け方目が覚めたのが6時
出勤のために起きていた時間とほぼ同じだ
なんだかスゴいぞ
予想していた
断薬の影響が出そうな時期にピタリと一致
まぁ断薬自体の影響なんだか
影響が出るだろうと思っていたことの影響なんだか
その両方なんだかわからないけれども

しかし夢の中のわたしは堂々としていたなぁ
バタバタした中で
見事に復帰の挨拶をしていた
だからイヤな夢ではなかったのだ

もう逃げるのは止めて
立ち向かっていったって感じ
偉いぞパラレルワールドの中のわたし

こちらの世界では
こういう場面が訪れることは
ないだろうけれど
多少いろいろと不安定でも
基本が安定してきているみたいな感じ
ある意味気持ちの良い夢であったかも


  
   

2010年5月23日日曜日

安定剤が切れてくる頃

先週の水曜日から断薬し始めた
安定剤のメイラックスが
今日から明日にかけて
血中濃度半減期を迎える
今血中濃度がどんどん下がってきていて
そろそろその効果も薄れ
断薬の影響が出るなら出る頃となるわけだ
  
今カラダは大忙しで体内の変化に
対応しようと頑張ってくれているはずだ
がんばれ〜
今日は朝から
何となく不調な感じで元気が出なかった
昨日の炎天下で喧騒にまみれた運動会の疲れも
あったかもしれないと思いつつ
断薬の結果なのかもしれないなどとも思いつつ…
でも夕方遅い昼寝をしたら
気持ち良く寝られて
気持ち良く起きられて
かなり復活
やっぱり昨日の疲れだったんだねぇ

こうやってあれこれ悩みながら
いろいろな可能性を検討しながら
不調に耐えたり戦ったりしていくわけだ

まだまだ山場はこれから
今週あるいは来週かな
今週カイロプラクティックに行けるといいなぁ
カラダを援護してあげたい
   
   

首へのダメージに至るパソコン歴

首へのダメージの最大のものは
長時間にわたるパソコン作業である
もちろんSEやゲームクリエーターみたいな
専門の仕事をしている人に比べたら
偉そうなことは言えないんだけど
ただパソコン歴は長いのだ

1990年くらいに最初の一台MacClassisを購入
すぐにHyperCardという
簡易プログラミングソフトにハマって
日夜スタックと呼ばれるプログラムを作りまくる

それが幸運なことに本を出版する話につながって
共著やお手伝いも含めると6〜7冊出させてもらった
本文だけでなく付属データもあったので
パソコンに向いっぱなしの日々だった
  
さらにこの頃
DTM(デスクトップ・ミュージック)にもハマってしまい
仕事から帰ると
ずっとパソコンに貼り付いたままの状態になった
趣味もパソコンになったのである

いや仕事の面でも
英語の授業をパソコンで行なうことに挑戦し始め
家でも職場でもパソコン漬けになる

そして雑誌での連載が始まった
隔週で記事とお試しプログラミングデータを作る
アイデア出しと時間との綱渡りな日々だ
これも数年続いたかな

その後は職場にもどんどんパソコンが入るようになり
会議の配布物やレジュメ
研究発表プレゼンテーションやその資料
そして授業のプリントや試験なども
すべてパソコンで処理するようになる
  
もちろん授業でのパソコンは続けていて
前任校では教科書をモニターに映したりしながら
授業を行なっていたのだ
  
そうしたパソコンとの密度の濃い生活が
途切れることなく18年間続いたわけだ
その最後の数年ぐらいから
体調が不安定になってきていたのである

だから首へのダメージには
かなりの年季が入っているのである

そして自分で言うのもなんなんだけど
何かに打ち込む時の
集中力と持続力がハンパじゃないのだ
休む時間が惜しくて仕方なくなっちゃうのだ
だから首にかかるダメージはハンパではないわけだ

わたしにとって首は
沈黙の臓器”のようなものだったんだろうなぁ
耐えて耐えて最後耐え切れなくなったんだろう
じゃあブログとかCGとか止めればいいじゃないか
という声が聞こえてきそうだが
それはわかっていても
今の自分には不可欠なものなのだ
だから上手くつき合っていく方法を
見つけていかななければならない
時間はかかるが仕方がない
難しい道を選んでいるわけだからね
  

2010年5月21日金曜日

「エアーサポートピロー レ・ムール」二日目

正式には
 「エアーサポートピロー レ・ムール」と言うんだが
わたくし的には“ギミック枕くん”である

その使用開始二日目
昨晩も一度もトイレに起きず
朝まで眠れたのである

よしよし
熟睡とまではいかないけど
眠りは改善してきている感じ
今日はコットン枕カバーも届いたし

ちなみに枕だけでなく
「ベッドに睡眠以外のものを持ち込まない」
というのが大事とのこと
  
眠るまでベッドで本を読んだり
携帯メールやゲームをしたりという
「ながら」は
睡眠のための週間づけができず
自然な眠りを妨げるのだという
もちろん「ながら」をすると
どうしても姿勢が悪くなり
首への負担が増えるのも良くない
なるほど
でも確かロス五輪で10点満点を出した
体操金メダリストの森末慎二は
寝る前に桂枝雀の落語を聞かないと
寝付くことができなかったという
ロスにも全集を持って行ったそうだ

金メダリストのプレッシャーは
また想像を絶するものだろうから
言い訳にはならないんだけど
横になったまま
ちょっとiPod聴くぐらいなら
いいよね

2010年5月20日木曜日

いよいよメイラックス断薬開始!

睡眠薬ロヒプノール断薬して一ヶ月
今は特に問題なく
むしろ薬以外の環境を整えることに
焦点を変えつつある今
もし首の筋肉が長年蓄積してきたダメージや
枕を中心とした睡眠環境の影響の不具合が
現在の不調の要因であるならば
そちらの改善を進めていけば
睡眠薬同様に
安定剤も本来は必要ないはず
ということで思い切って
安定剤メイラックスの断薬を昨日から開始した
意外とせっかちなのである
そして冷めやすいかどうかは別にして
熱しやすいタイプなわたし

でもそうやっていろいろなことに
思い切って飛び込んできたのだ
性分だからね

さてメイラックスの血中濃度半減期は120時間
超長期型の薬だ
だから断薬してもすぐには影響はわからない
一週間後ぐらいが見極めの時期になるだろう
来週半ば以降に体調や気分がどう変化するかしないか
  
服薬人体実験の最終段階に突入である
  
もちろん首のダメージは根が深いはず
だから不調の波はまだまだ続くだろう
でもメイラックス断薬で大きな影響が出なければ
やはり飲んでいる意味はないということになる
服薬ゼロ状態に戻れる

この一年間
この薬だけは欠かさず飲んでいた
唯一最後まで頼っていた薬だ
仮に薬としての実際上の効果はなかったとしても
それはそれで大きな役割を果たしてくれていた
ありがたい薬である
そこから次のステージに行けるかどうか
試練の一週間である

「エアーサポートピロー」という枕を選んでみた!

とにかく枕に関してはいろいろ種類があるし
それぞれが主張するメリットを読むと
それぞれに「そうだねぇ」って思ってしまう

だから今回は前述の「枕革命」を参考に

・使っていてもへたらない(ビーズ仕様)
・適度に固くフラット
・高さが調節できる

というポイントで「エアーサポートピロー」
を選んだのだ
  
   
ビーズ仕様は好みがあるけど
わたしは気にならないので
むしろ通気性がいいのと変形しない点を評価した

高さが調節できるというと
中の詰め物の出し入れが可能
というものが多いのだが
これはなんと手動ポンプで
首位置の高さがミリ単位で
変えられるというもの
  
まぁようするに
面白グッズ好きなわたし的には
最終的な決め手として
このギミックにヤラレタっていう感じでしょうか…

でも夕べは新しい枕だというのに
一度もトイレに起きなかった
掛け布団も薄いものにしたりと
快眠環境を整えたこともあるだろうけれど
上々の滑り出しである

ついでにパソコン作業用の
首枕もゲット予定だ
徹底的に首のケアに集中してみるつもりだ
凝り性だしね
首も肩も性格も…

2010年5月19日水曜日

卒業生からのメール

前任校第一期生の
生徒からメールが来た
担任していたクラスの女子生徒である

この子も大変な子だったんだよなぁ
茶髪でカラーコンタクトして
カレシともいろいろあって
人に言えないような相談も受けて…

でも彼女も今日
わたしの前任校に遊びにいったのだそうな
そしてわたしがもういないことを知って
連絡してきてくれたのだ

「元気ですか!?
   今日学校に遊びに行ったの
   先生がいなくて残念でした
   悲しかったのでメールしたよ
   近いうちに再会したい
   同窓会しようよ」

絵文字満杯なので
その派手派手しさを再現できないのが
まことに残念である

どう返事したものかとちょっと迷ったが
正直に異動した学校でカラダ壊して
今仕事お休み中だということを
そのまま伝えた
そうしたら

「返事来て良かったぁ
   今ね○○と飲んで学校話してたよ〜
   ちょっと前に△△とも会ったんだよ
   落ち着いたら同窓会しようね
   先生も、うちらに会ったら元気になるよ
   また連絡するね」

とてもとても優しいメールである
ズカズカ踏み込もうとはしていない
そして慰めようとしてくれている
大人になったなぁと感慨深い

それぞれ問題は抱えていたし
誤解されることも多かったけど
みんな良い子だった

そして優しく強い大人になってくれたんだなぁ

2010年5月17日月曜日

「ベクシンスキ作品集成 I 」

  
今日一冊の画集が届いた

ネットで見つけて虜になり
買いそろえた書籍もこれで三冊目である
ズジスワフ・ベクシンスキーの画集だ
(本書ではポーランド語の発音に則して
   Beksinskiを「ベクシンスキ」と表記している)

その過剰さと抑圧の拮抗が
もの凄い緊張感をはらんだ風景として
見るものを釘付けにする絵

今回は「ベクシンスキ作品集成 I」ということで
既発の画集にはない作品も含まれた
写実的幻想絵画集といった趣きの
強烈な一冊である

以下、
II.絵画・彫刻・レリーフ
III.ドローイング
という具合に全3冊で完結する
まさにベクシンスキ「集成」なのである

でもやはりこの「I」が
圧倒的な一冊であろうかと思う
もちろん続刊も購入予定だけどね
  
なんでこんな不気味で恐ろし気な絵が好きなのか
自分でもわからないが
ひどく刺激されるのである
  
ギーガーの平面的レリーフ的な作品に比べると
空間的な広がりのある
荒涼とした風景画的世界も好きなのだ

唯一無二の世界である

1980(ベクシンスキーは絵にタイトルをつけない)

   

2010年5月13日木曜日

イギリス階級社会とプログレッシヴ・ロック

イギリス議会選挙で、13年ぶりに保守党が第一党になった。しかし単独で議席の過半数を取れなかったことから、戦後初の連立政権が樹立された。歴史的にも実に異例の事態だということだ。
     
今回のイギリスの連立政権樹立の裏には、保守党と労働党という二大政党制を支えていた階級社会の崩壊があるという指摘もあるという。イギリスは収入や暮らし向きとは関係なく、強固な階級社会を形成していた。これは世襲制の貴族の存在が大きく、階級に寄って発音まで違うと言われるほどだ。
  
イギリスの階級は上流(アッパー・クラス)、中産(ミドル・クラス)、労働者(ワーキング・クラス)に大別され、実質さらに失業者などのアンダー層が加わる。アッパー・クラスはいわゆる貴族社会。ミドル・クラスはさらに細分化されているらしいが、アッパー・ミドル・クラスが聖職者、研究 者、法律関係者、医者、軍人の士官など、いわゆるハイソな人々のイメージらしい。ワーキング・クラスはいわゆるブルーカラーなイメージだろう。

そんな中でビートルズ、ローリング・ストーンズなど、イギリスのロックは労働者階級の音楽として発展して来た。2005年に発表されたジョン・レノンのベスト・アルバムタイトルは「決定盤ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー (WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON) 」だったし。

プログレッシヴ・ロック関係で見ると、自叙伝を訳しているビル・ブラッフォードは父親が獣医だったからアッパーではないミドル・クラスな感じがする。ワーキング・クラス出身のフィル・コリンズに対するちょっと辛口な見方にもそれを感じる。音楽的環境に恵まれていたメンバーが多いが、バンドとしてはワーキング・クラスなバンドだろう。ロバート・フリップは勤勉なワーキング・クラスの家に生まれたと「クリムゾン・キングの宮殿 〜風に語りて」(シド・スミス、ストレンジデイズ、2007)には書かれている。
ミドル・クラスに属しているのはピンク・フロイドである。シド・バレット、デイヴ・ギルモア、ロジャー・ウォーターズの3人は、教育の中心地として名を馳せていたケンブリッジに生まれ、大学進学を目指したグラマー・スクールに通っていた。両親にも教育関係者が多かった。

ちょっと特異な例としてはジェネシスか。ピーター・ガブリエルはミドル・クラスの子息が学ぶ寄宿制の伝統校で、トニー・バンクスやマイク・ラザフォードに出会っている。基本メンバーはアッパー・ミドル・クラスに近い。しかし最強ラインナップと言われるメンバーの一人で、オーディションで加入したフィル・コリンズは、前述のようにワーキング・クラス出身者である。5歳から演劇界にで活躍し、様々な映画にも出演、「バスター!」では主役も果たした。ジェネシスは階級混成バンドなのだ。

ちなみにワーキング・クラスの愛するスポーツがサッカーであるのに対し、アッパー・クラスや(アッパー)ミドル・クラスのスポーツは、クリケットや乗馬。ジェネシスの「Nursery Cryme(怪奇骨董音楽箱)」に描かれているクロッケー(日本のゲートボールの原型になったもの)も、元々は宮廷貴族のゲームだったらしいから、まさにミドル・クラス色の強いジェネシスらしいイメージだとも言える。

こうして見ると、1977年に爆発的に流行したパンク・ロックが重厚長大な音楽としてプログレッシヴ・ロックを目の敵にしていたが、中でもピンク・フロイドが矢面に立っていた感があるところなどは、音楽的な反動とともに、こうしたワーキング・クラスからの階級差別意識を一番ぶつけやすい存在だったからかもしれないなぁ、とか思うのであった。

  
   

2010年5月12日水曜日

ノートパソコン・スタンド到着

ノートパソコン用のスタンドが到着
さっそく組み立ててみた
というもの
角度は6段階の調節が可能で
USB接続による静音ファン内蔵
CGのレンダリングの際に
パソコン内のファンが回りっぱなしだから
このスタンド内蔵ファンは
これから夏に向けて役立つことだろう

これで愛機MacBookの液晶画面が
ほぼ目の高さになった
すると首の角度が前のめりにならない
パソコン作業中の首への負担が
これで少しは軽減されるはずである
さらに別売キーボードを接続して
ちょっと作業してみて気づいたんだけど
画面から少し離れて作業することが出来るのだ
だからイスの背もたれにカラダをあずけながら
楽に作業をすることが出来る
別売キーボードは以前Windows用に買った
テンキーの付いていないミニキーボード
大きさ的にはちょうど
MacBookのキーボード部分と同サイズ
Windows用なのだが
接続しただけで自動的に判別ダイアログが出て
指示に従っただけですんなり認識してくれた
ショートカットも問題なく使える
斜めになっているしスタンドの上だから
手が宙に浮く感じで
打つと揺れたりして使いにくいけど
MacBookのキーボードが生きているのは重要だ
いざとなったら使えるという安心感がある
さてこの作業姿勢の変更が
本当に“首の環境改善”となるか
またまた薬とは別の人体実験開始である
  

2010年5月10日月曜日

「慢性疲労は首で治せる!」松井孝嘉

    
本屋でただぶらぶらと、面白そうな本はないかと物色して回っていたら見つけたのが、本書「慢性疲労は首で治せる! (角川oneテーマ21)」だ。

不思議なことだが、誰かが手に取って、そのまま平積みの上に置いて去ったように、他の平積み本の上にポンと置いてあった。だから目についたので、腰巻きにあるようにいろいろなメディアで話題になっている本ということは全く知らなかった。何だかちょっと運命的な感じのする“出会い”であった。

ネットで見ると、その治療法についても治療院についても、かなり批判的な意見がないではない。もちろん好意的な意見も多い。要するに自分で判断しろということだし、実際の問題症状によって本書が役に立つかどうかは、大きく変わってくるのかもしれない。

そういう意見もあるものだと理解した上で、本書はここのところずっと首、そして首から上の不調に苦しんできたわたしに、まさにピンポイントで不調の原因と予防・対策をしてしてくれた画期的な本かもしれない。そんな気がしているのである。

著者は「首の筋肉の異常が自律神経失調を起こす」という発見から、その異常が神経に悪影響もたらすことで起こる一連の症状を<頸性神経筋症候群>と名付ける。一連の症状とは、「慢性疲労症候群」、「ムチウチ症」、「頭痛」、「めまい」、「自律神経失調症」に加え、「更年期障害」、「うつ」、「パニック障害」も含まれるという。

と言うと誤解を招き易いが、要するに不定愁訴(検査をしてもはっきりとした原因が判明されない症状)の結果、そうした病名を与えられ服薬などの治療を受けながら、なかなか改善が見られたない人は、実は首に問題があったのかもしれないよ、という内容である。「うつ病」や「頭痛」などが、すべて首次第で治ると言っている訳ではない。ここは大事なところ。

さてそこで病名上は「適応障害」から「うつ病」になってはいるものの、抑うつ気分は最初からそれほど強くなかったわたしは、「うつ病」ではないだろうとずっと思っていた。実際カイロプラクティックの先生からも「たらい回しにされた上に、“メニエール病”だとか“うつ病”だとかにされないように気をつけないと」と言われていたし。

そして思えば病休以前から、問題は首にあったように思うのだ。「頭痛」も「吐き気」も、「二日酔いシンドローム」も。それが一気に悪化し表面化したのが病休後である。そして今はむしろそれこそが体調不良のメインであり、気分的には全くと言っていいほど問題ない。だってこれだけブログ書きまくっているんだし、それ以外にもいろいろ始めているし。食欲もあり、お笑い番組では笑いころげ、人中に出ることも人と話をすることもOKだし。

本書は理論と解説部分がほとんどである。そして自分で実践できる「予防&治療術」は簡単過ぎるくらい簡単な首休めである。でもこの“簡単過ぎる”から逆にやる意味や効果はないだろうと思われがちなことが、それまでの解説部分を読むことで、「それほど重要ならやってみようかな」と思わせる流れになっている。

ちなみにノートパソコン・スタンドでうつむいた作業姿勢を改善しようと思ったのも、本書を読んだ結果だ。考えてみればパソコン、携帯、iPod(ビデオ鑑賞)など、すべてこのうつむいた姿勢、同じような首の角度をしていると気づいたからである。

取りあえず昨晩は首の「予防&治療術」(簡単なストレッチだ)をして寝た。気分の問題かもしれないが、眠りは良かった。しばらくこの“首の角度に気をつけ、同じ角度で長時間作業をしない”ことに注意してみようと思う。

外に出るとやっぱり面白い“出会い”があるものである。

2010年5月8日土曜日

「ころがせころがせビール樽」

昔から鼻歌が好きで口笛も好きで
舌と歯をドラムのように鳴らして遊んでいた

にゃ〜こにもよく笑われるが
動作に音をつけるのも好きみたいである
服を脱いでかごに入れる時に
「ど〜ん!」とか「ば〜ん!」とか
言ってしまうのだ

そんなわたしが好きな音楽がプログレッシヴ・ロックなので
とんでもない曲のインスト部分とかを鼻歌で歌っていることがある
当然「何歌ってるの?」と聞かれても答えられない
あるいは気持ち良く歌っていながら
どのバンドの何の曲のメロディーだったろうとか
思い出すのに苦労することもある

そしてまたプログレ以外でも
時々突拍子もないメロディーや歌が飛び出すことがある

前振りが長くなった
今日突然口をついて出てきたのがこの歌である
  
   ころがせころがせびいる樽
   赤い夕日のなだら坂
   とめてもとまらぬものならば
   ころがせころがせびいる樽
  
   
確か小学校高学年の時の合唱曲だったと思う
ちょうど変声期で
けっこう大声で歌って貢献していたのに
練習の途中から
声がかすれたり裏返ったりしだして苦労したから
印象に残っていたんだろう

あとはやっぱり歌詞の面白さ
この不条理な設定と子どもっぽいワクワク感
でかいビール樽を坂道で転がしたら気持ちいいだろうなぁ
ええ?もう転がってるの?
坂道だから止めようとしても止まらないでしょ
じゃあいっそのこと思いっきり転がそうぜ〜
やっちゃえやっちゃえ〜わ〜い
みたいな

ある意味シュールな情景でもある
転がしてるのは絶対
元来がアホな〝男子〟であろう

ちょっと調べたらなんと北原白秋作詞
酒席で即興で作ったものだという
それが「ころがせころがせビール樽」という昭和歌謡になり
橋本国彦という人の手によって
三部輪唱の合唱曲になったという
ちなみに「夕日」「落日(いりひ)」と歌うこともあるようだ
  
不思議な歌詞に加え
エンドレスな感じの調子のいいメロディーが後を引く

その歌が突然口から流れ出てきたことも
かなり不思議な感じですけれど
でももう遅い
気分はノリノリである