2010年5月17日月曜日

「ベクシンスキ作品集成 I 」

  
今日一冊の画集が届いた

ネットで見つけて虜になり
買いそろえた書籍もこれで三冊目である
ズジスワフ・ベクシンスキーの画集だ
(本書ではポーランド語の発音に則して
   Beksinskiを「ベクシンスキ」と表記している)

その過剰さと抑圧の拮抗が
もの凄い緊張感をはらんだ風景として
見るものを釘付けにする絵

今回は「ベクシンスキ作品集成 I」ということで
既発の画集にはない作品も含まれた
写実的幻想絵画集といった趣きの
強烈な一冊である

以下、
II.絵画・彫刻・レリーフ
III.ドローイング
という具合に全3冊で完結する
まさにベクシンスキ「集成」なのである

でもやはりこの「I」が
圧倒的な一冊であろうかと思う
もちろん続刊も購入予定だけどね
  
なんでこんな不気味で恐ろし気な絵が好きなのか
自分でもわからないが
ひどく刺激されるのである
  
ギーガーの平面的レリーフ的な作品に比べると
空間的な広がりのある
荒涼とした風景画的世界も好きなのだ

唯一無二の世界である

1980(ベクシンスキーは絵にタイトルをつけない)