2014年11月16日。
あれから二年立つのである。
真夜中に電話で起こされて、
駅まで走り、タクシーを捕まえ、
二時間ぐらい掛けて実家近くの病院まで行き、
すでに霊安室に安置された父と対面した日から。
2014年はワタシの体調がグッと安定した年だった。
それを待っていたかのように父が亡くなった。
内輪だけのこじんまりした葬儀だったが、
それでも一切を取り仕切れたのは
2014年だからできたことだ。
今年は仏教なら三回忌にあたる年だが、
家は神道だから数え年ではない。
だから二年祭となる。
それに神道的には
一年祭、五年祭、十年祭が節目らしいから、
今年は特に何かしなきゃということもない。
と言うか、そもそも昨年の一年祭の時期も
特に親戚に声を掛けてということはしなかった。
ただ、新しいお墓の完成とともに
「慰霊祭・埋葬祭」をして
それを代わりとしてしまった感じはあるから、
次の五年祭の時には「どうする?」って話が
親類の誰かから出るかもしれないけど。
でもワタシ的には、
これからも特に親戚を集めたりはしないと思う。
これからもそんな感じで
静かにお墓参りをするだけで良いと思っているのだ。
ということで、
今日は一人静かに
命日のお墓参りに行ってくるのだ。