2016年11月6日日曜日

ロープウェー復活記念・秋の箱根絶景の旅

箱根山の噴火警戒レベルが上がって
2015年5月に全線運転見合わせとなった
箱根ロープウェイが
2016年7月にようやく全線開通した。

ロープウェイ好きなワタシとしては
やっとあの大パノラマが味わえると、
な〜こと久しぶりに箱根に行ってきたのだ。

まず「箱根湯本」で昼食。
豆腐山芋料理の「知客茶屋(しかぢゃや)」だ。
  
        
そして箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルと乗り継いで、
いよいよ箱根ロープウェイである。
「早雲山」で、火山ガスに関する「重要なお知らせ」と
口を覆うメディカルシートを受け取る。
乗り込んだゴンドラにも救急箱が設置されていた。
以前にはなかったことだ。



そして以前よりも噴煙が増し、
硫黄の黄色が一層濃くなった地獄谷へ。
まるでアドベンチャー映画みたいである。
  

そして秋晴れの空に、富士山が良く見えたのだ。


   
「桃源台」に到着したら、すぐに「海賊船」で芦ノ湖を縦断だ。

   
お宿は「箱根ホテル」。
中庭がきれいな老舗ホテル。
昔、二人で立ち寄ってお茶をした懐かしの場所だ。
ワタシはカレーを食べたんだけど。
シンプルなコの字の外観とは裏腹に
内部はけっこう入り組んだ作りだった。
  
   
一旦チェックインしてから、夕方のお散歩へ。
この時の景色が、息を呑む美しさだったのだ。
   
         
翌日も朝から穏やかな秋晴れ。
部屋からの長めも良かったなぁ。
  
    
まず、何回も箱根に来ているのに初めて入る「箱根関所」。
特別公開中で大番所内を見て回れたのも良かったが、
階段を上がって「遠見番所」からの長めが最高だった。
富士山も遠くに見えたしね。

   
散歩好きな二人なので、
「箱根町港」から関所経由で「元箱根港」まで歩く。
湖畔から見える富士山がまた美しい。
  
   
気づくと結構風が強い。
波打ち際はバシャバシャとかなりの荒れ模様。
これがその後の天候の変化の前触れだったとは……。
  
     
「元箱根港」からさらに足を伸ばし、
これまた初の「箱根神社(九頭竜神社)」へ。
一番の目的は、いつも遠くに見えて気になっていた、
湖畔に突き出た赤い鳥居を、間近の神社側から眺めること。


    
そのままさらに足を伸ばして、湖畔の散歩道を歩く。
こんな遊歩道があるなんて知らなかった。
ところどころ色づいた木々が見える。
   
    
そしてようやく「箱根園」へ到着。
お目当ては「駒ヶ岳ロープウェイ」だ。
湖畔よりも富士山が近い。
裾野まできれいに広がる美しさも堪能できる。


      
これなら、山頂から見た富士山はもっと美しかろうと
期待に胸を膨らませていたら……、
なんと山頂は強烈な風とガス。寒い!
それも急に天候が変化した感じだ。
   
広い山頂の一番高い場所に
「箱根元宮(はこねもとつみや)」があった。
  
さらに粘って粘って、
一瞬富士山が姿を現したところを写真に収める。
その後、下に降りてきた頃には、
午前中の晴天とは打って変わって、
暗く低い雲が垂れ込め、かなり強い風が吹いていた。

つまり、とても美しい芦ノ湖畔&富士山の眺めを堪能し、

さらに、荒々しくドラマチックな
雲海の中の眺望も楽しめたというわけだ。
超ラッキーであった。
   
    
帰りにも、もう一度箱根ロープウェイに乗った。
なんと贅沢な旅行なんだろう。
紅葉にはまだ早かったけれど、
美しい景色は十分に満喫したぞ。

お天気にも恵まれ、

本当に楽しい旅行だった。
もちろん、な〜こと一緒だから、
何をしていても楽しいのである。
そして思いがけない楽しいことに出会うのだ。

命の洗濯をしたなぁ。