2017年1月27日金曜日

学校の夢を見る時期なのかな

ある高校の閉校要員として、
最終年度に向けて
職員室の机を新しく配置し終わったところだ。

ずいぶんこじんまりしちゃったなぁ、と思う。
一学年しかないから、机の島は一つだけ。
部屋がやけに広く感じられる。

ふと気づくと教室だ。まだ生徒はいない。
あれ? 職員室の机が並んでいるぞ?
  
そうか、生徒も少なくなって、教室もスカスカだから、
一緒にしちゃったのか。
  
でも、でも窓際に置かれた全教員の机が、
すべて生徒側に向いているってどうなの?
生徒は嫌がるだろうなあ。
  
するとワタシは、ある見知らぬ同僚に連れられて、
地下道のようなところから、学校の外に出てゆく。
  
そこは南国のリゾート地のような場所だった。
シュロの木があちこちに生え、芝地が広がる。
高台から見下ろすと、周囲はキラキラと輝く海だ。
  
「内密な話なんだけどね、
 日本から大分離れるけど、特別にあなたには、
 ここで働いてもらいたいんだ。」
  
と、その教員が言う。
  
気候は暖かく、人は優しく、生活は穏やかで、
美しい自然に囲まれている場所だ。
あの閉校する学校の薄暗い職員室と比べたら、
まさに別天地だ。
  
でも、な〜こが何て言うだろう?と思う。
今の仕事を辞めて、
一緒に来てくれるだろうか?
  
そんなワタシの思いが聞こえたかのように、
同僚が言う。
  
「ここに来る気がないんなら、
 別についてこなくても良いんだよ」
  
今決断を迫るようなその言葉に、
ワタシは困惑してしまう。
でも、ここはいったいどこなんだ?
  
そんな夢。
  
「続・鬱っぷち!」の内容が、
ちょうど今頃な時期だったこともあってか、
またまた学校の夢である。
  
でもこの時期の学校は、
入試があり、
生徒の進級や卒業がはっきりし、
教職員の異動が発表され、
新年度へ向けた体制がはっきりする、
慌ただしくもドラマチックな期間でもある。
  
きっと毎年この時期になると、
いろいろと昔を思い出すんだろうなあ。
   
しかし、
な〜こが一緒にいられるかということが
まず頭に浮かぶというのは、
とても納得のゆく展開であった。