2017年1月14日土曜日

「この世界の片隅に」で孤軍奮闘するNHK

「あまちゃん」でのん(能年玲奈)を発掘したという
強い自負もあるのかもしれない。
あるいは芸能事務所との力関係が、
民放とは違うのかもしれない。
  
内実は良くわからないが、
とにかく、映画評論家がこぞって絶賛し、
ヨコハマ映画祭やキネマ旬報でも邦画一位を獲得し、
今や強烈な存在感を醸し出している「この世界の片隅に」を
きちんと、のん込みで紹介しているのは、
今のところNHKだけと言って良いのである。

事務所移籍問題に絡めて

のんがメディアに出ないように圧力がかかっているという
ウワサもあるようだが、
事実、これだけ話題にされないのは不思議である。

NHKは10月に「おはよう日本」(朝のニュース)で

12分以上もじっくりと紹介され、
12月に「ニュースウォッチ9」で
「君の名は。」とともに紹介され、
同じ12月に「朝イチ」で特集した際には
のん本人も出演していたし、
夜のニュースでもキネマ旬報邦画1位のニュースを流していたな。
  
そして今度は1/12の「クローズアップ原題+」である。
11月に「君の名は。」を取り上げていたけど、
それに匹敵する扱いと言って良い。
  
「女優ののんさんが主演した…」とはっきりと紹介し
「2016年度邦画第1位」と言い切っているところに、
意気込みとか使命感みたなものすら感じるなぁ。





こうしてNHKで度々取り上げられているのを見ると、
NHKが特別だということではなく、
むしろ他局で取り上げられないことの不思議さが際立つ。
  
「この世界の片隅に」大ファンとしては、
とにかくありがたい限りである、NHK。