ソプラノ、コンサート、テナーあたりまでは、
お店においてあるが、
その上の大きさのバリトン・サイズとなると
めったにお目にかかれないのである。
実際、これくらいになると、ミニギターに近く、
〝ウクレレ〟である必要がない気がするし。
とは言え、4弦で楽器を奏でててきたワタシにとっては、
サイズが大きくても4弦の〝ウクレレ〟だと
グッと親近感が湧くのである。
実際、手にとってもすぐ曲が弾けるしね。
そんな、ギターっぽいバリトン・ウクレレを、
昨日の新火曜レッスンで、触ることができた。
先生が、購入したばかりのウクレレを、
嬉しそうに持ってきてくれたのだ。
オーダーメイドだと言う。
値段は敢えて聞かなかった。
普段のコンサート・サイズから持ち替えると、
テナーもかなり音がギターっぽかったが、
バリトンはさらに低音が響いてギターっぽい。
フレットの間隔も一気に広くなって、
簡単に押さえられていたコードが
難しくなっていたりするし、
セーハすると音がビビったりするのだ。
「ああ、バリトン・ウクレレは、いらないな……」
手にとって、音の良さなどに魅了されつつも、
そんなことが確認できたのも良かった。
やっぱりウクレレの良さは、
使い勝手の良いボディの小ささと、
打楽器的な軽やかさと、
高音主体の音の繊細さにある。
テナーは一台くらいあっても良いけど、
自分に合っているのは、
やっぱりコンサート・サイズだなぁ。