一番の目的だった「柱時計風ウォッチ」も完成し
次にちょっと考えていた時計の部品を
眺めたり磨いたり汚したりしながら
アイデアを練っていたときのこと
「門さん、もうけっこうたくさん時計作られてますよね?」
と講師の方が話しかけてきた
「そうですね。最初の技術確認用の一本を含めるともう10本目になりますね〜。」
昨年11月くらいからだから
かなりのハイペースで作っている感じだ
もちろん作りたくて作っているので
“マイペース”ではあるのだが…
「売られたりとかしないんですか?」
「最初は売ろうかな、どこでどうやったら売れるかなとか考えて、オークションに出してみたりもしたんですけど、最近ちょっと気持ちが変わってきまして。やっぱり売り物だと、最初の完成度やアフターケアとかをきちんとさせないといけないですよね。でも一本一本好きに作るっていう楽しみはなくなりそうですよね。それはイヤなんですね。」
「それはありますよね〜。でも完成度を上げていって、その好きに作った時計を『世界で一本』という“一点物”ということで売りに出すっていうのも、いいかもしれませんね。」
「それができたらうれしいですね〜。でも今は、あの針乗せで秒針が最後に乗ってコチコチと動き出した時に『(新しい命が)生まれた!』って感じがするのが好きなんですよね〜。」
「おぉ〜、何だか雑誌のインタビューでコメントもらっている見たいですね〜(笑)」
午後3時半から5時半の時間は
その日の最終コマなので
何となく最後はちょっと開放的な感じになる
昨日は珍しく講師の方から
そんな雑談話を振ってきてくれたので
さすがにこれだけ通っていることもあって
ちょっと親近感を持ってくれているようで嬉しかった
そのお礼という訳ではないんだけど
たまたまわたしの座っていた席の脇に
隠すようにしておいてあったiPadをみつけたのだ
買っては見たもののネットの設定をしてもつながらなくて
とおっしゃる講師の方の前で
iTouchで覚えた付け焼き刃の設定を試したら
なんとネットに繋がったのだった
もしかしてまた親近感増したかも〜
いろいろ習い事に手を出してきたけれど
今一番のんびりできる場所かもしれない