2012年に夏に作った“青レレ”を3年ぶりに復活させた。
「HOSCOのコンサートウクレレ・キット CK-KIT 20」をゲットし
8月あたまから約一ヶ月かけて作り上げた
手作りウクレレである。
当時、本体価格7,875円を6,100円でゲットしたもので、
とにかく青いウクレレが欲しくて、
自分で作ってみることにした一本だ。
《仕様》
・材質
ボディ&ネック材:マホガニー合板
・塗装
ボディトップ&バック&ヘッド色:アクリル・ペイント
ボディサイド色:水性ニス
・ペグ
GOTHO製(2,100円)に交換
・弦
Aquila AQR-CR 85U
今回の目玉は、何と言っても
アクィーラの赤弦を張ったことであろう。
この細身でバリバリした音が、
手作りな野趣あふれる青レレに合う気がしたのだ。
このブリッジだが、
スタンダードな溝に引っ掛けるタイプではなく
穴を通して弦を巻きつけるクラシックギタータイプなのだ。
でもワタシはこの結び方が面倒臭くて嫌いなのである。
試しにコマ結びだけで通してみたら
1弦だと細いのでコマ結びを重ねても穴を抜けてしまうのだった。
4弦もかなりあぶない。2弦と3弦は大丈夫そうだ。
そこで、ユザワヤへ行ってビーズ(90円)を買ってきて
ストッパーとして使ってみたら、バッチリであった。
1弦と4弦で鈍く光っているのがビースである。色は青だ。
実は完成させておきながら使わなくなっていた理由は
ボディとネックの接合が微妙に順反りをしていたため
接合部付近の弦が、けっこう高くなってしまって
ストラミングをすると指が引っかかる感じになっていたのだ。
でも今回少し重石をして反りを直してみたのと、
細身の弦を選んだせいか、
はたまたワタシの技術が多少なりとも向上したせいか、
以前ほど弦高が気にならなくなったのである。
たぶんそれだけ指&手から力を抜けるようになったんだろうな。
と言いつつも、弦の張力でまた反っても困るので
問題の指板とボディの隙間にプラ板を差し込んでみた。
何かの箱だったプラケースを切り取ったので、材料費はタダである。
これで少しは弦高も安定するかな。
しかし……雑な作りだなぁ、やっぱり……。
ちなみに赤弦にしたKamakaコンサートは
最初はビリビリした感じが強くて合わなかった。
ところが最近すごく良くなってきたのだ。
2月に張り替えたから、半年近く経って
ようやく馴染んできた感じなのである。
それも、相当お気に入りの音になったのだ。
青レレくんも良い音になると良いなぁ。
のんびり待つことにしよう。