《望林堂完訳文庫》の「吸血鬼カーミラ」に対して、
次のようなコメントをいただいた。
・カギ括弧の使い方がなんだかおかしい。うまく説明できないので例文を抜粋します。
・カギ括弧の使い方がなんだかおかしい。うまく説明できないので例文を抜粋します。
「それはまさに貴族の集まりだった。"無名の人"でそこにいたのは、わたしだけだった。
「わたしの娘も実に美しかったよ(以下略)」
「わたしの娘も実に美しかったよ(以下略)」
上記のようにカギ括弧の締めが抜けているうえに、同じ登場人物が続けて喋っているのになぜか改行して新しいカギ括弧が登場することがしばしば。致命的欠点ではないかもしれませんが、読書中に「えっ今誰が喋ってるんだ!?」と戸惑って集中できなかった。
これはですね、きちんとした日本語表記なのです。
「同じ登場人物が続けて喋っているのに」ではなく
「同じ登場人物が続けて喋っているから」こうなるのです。
ちなみに改行位置は原文通りです。
ちなみに改行位置は原文通りです。
正しい日本語の記述法としては、
「会話文の中では改行しない」のですが、
独白が長々と続くような場合など
改行せざるを得ない時があり、
そういう場合は、
改行前は 」 で閉じずに改行後の冒頭に 「 をつけて
改行前は 」 で閉じずに改行後の冒頭に 「 をつけて
同一話者による会話文内の改行であることを示すのであります。
こういうコメントが残ってしまうのは困る。
非常に印象悪いのである。
でも当事者であるワタシは
反論コメントが残せないようになっているのだ。悔しいなぁ。
でも当事者であるワタシは
反論コメントが残せないようになっているのだ。悔しいなぁ。
もちろん、もう一つのご指摘である
「カーミラ」と「ミラーカ」がごっちゃになっている
というのは、
もう申し訳ない限りです。
早速直させていただきました。
《追記》
その後、コメントと評価をご訂正いただきました。
自戒を込めつつ、とりあえず良かったです。
《追記》
その後、コメントと評価をご訂正いただきました。
自戒を込めつつ、とりあえず良かったです。