2014年1月1日水曜日

「紅白歌合戦」は面白かった

たぶん最初から最後までテレビの前に陣取って
じっくり味わうタイプの番組ではなかったし
それは今でも同じなんだと思う

国民的歌手やミュージシャンというものが

なりたたなくなってからの紅白は
自分の知っている歌手が出ないし…みたいな感じで
人気を失った時期もあったけど
逆に今は紅白見ることで
知らないミュージシャンに出会えるというような
新しい役割を
結構自然に持ち始めた気がするのだ

自分の知らない世界で

こんなに盛り上がっているバンドや
こんなに凄い歌手がいたのか…とか
例えば美輪明宏とかは
そういう一面を強烈にアピールしてきてると思う 

それも真剣に音楽の現状を知るみたいな感じじゃなく

大晦日の片付けやら食事やらの片手間に
ふ〜ん…みたいに超気軽に
ちょっと触れる新しい世界…みたいなのが
お祭りっぽくて良いのだ
一見さん大歓迎〜な感じというか

それと誰が出てきてもショーとしての面白さがあれば良い
みたいな雰囲気も強くなったんじゃないかな
水森かおりは知らなくても巨大衣装スゲェとか
出演者が応援し合うみたいな馴れ合い風な場面が減って
ショーとして見せようって姿勢が強くなったみたいな

もちろん凄さは連続して見せる生ステージにもあるのだ

中継を除けば舞台は一ヶ所しかないのに
次から次へと生バンドが登場するのである
それも秒刻みで進行するやり直しのきかない一発勝負なのだ
これがどれほど大変なことかは
ライヴをやったことがある人には分かると思う
  
そこにさらにセットを組んだり
バックの映像をリンクさせたりしているのだ
超プロ集団による凄まじい連係プレーなのだ

そうした生の緊張感が

出演者からも感じられるのまた良い
予定調和的な「ヤバい、ヤバい」とか言っている演出とは違った
真面目にやろうとして緊張している姿っていうのは
今や紅白歌合戦ぐらいしか感じられないものかもしれない

ということでチラチラ見ながら楽しんだ2013年紅白歌合戦

たまたま見て面白かった場面

綾瀬はるかと有働アナウンサーの前に

大久保佳代子と林修が登場
そして稲垣吾郎が大久保加代子に
綾瀬はるかのへコメントを振って
大久保が噛み噛みの綾瀬はるかを励ます

次の林先生のコメントが終わったところまでは

ほぼ台本どおり予定通りの進行だったはずだ

ところが多分緊張した吾郎ちゃんが

もう一度大久保に綾瀬はるかへのコメントを振ったのだ
  
(え?また?)って一瞬困った表情をする大久保
でもそこは彼女のこと

「っていうか有働さんになら言いたいことがあるんですけど〜。あのオープニングのセクシーな衣装は何なんですかぁ?」


 と機転を利かせ別の話題に持って行く


「えっ、紅白でアドリブですか…」


いきなり振られて笑いながらも動揺し

「アドリブ」とか言っちゃう有働アナウンサー…
ってことはその前のやりとりは台本通りだよって
言っちゃっているようなもの…
分かっちゃいるけどね

でもその「アドリブ」に何て返すのかと期待したその時

綾瀬はるかが
とっても間の悪い人っぽく

「では次の曲は…」


とカンペ読むような無骨さで

話の流れをバッサリ切る!
一同え〜?みたいな
  
いやぁ緊張感あふれる良いやり取りでしたなぁ