全面再校正作業を行っていた「素晴らしきオズの国 」だが、
昨晩作業が終了して申請し、今朝第三版が発売となった。
校正だけでなく、訳文も若干書き換えたりしたので
予想以上に時間がかかってしまった。
あぁ大変だった〜、でも満足である。
これは一年ほど前に格闘していた
翻訳第一弾作品であるから
なんだかとても懐かしかった。
数カ所出てくる英語のシャレを、どう日本語に訳そうかと
苦しんでいた記憶がよみがえるなぁ。
やっぱり「素晴らしきオズの国」は傑作である。
ドタバタしているようでいて、
笑わせるところとしんみりさせるところと、
さらには生死のあり方とかにも
ちょっぴり考えさせてくれる内容なのだ。
例えば
いきなり生を与えられる不条理さ。
それでも与えられた自分の姿を受け入れて、
その得手不得手を自分で理解した上で
他人と助け合っていくという生き方。
そんな中で
“恥ずかしい姿”で生き返ることになったガンプの悲しみ。
そんなものまでさらりと書かれているのだ。
オズシリーズ第三弾「オズのオズマ姫」も
今年のうちに訳したくなったなぁ。