Amazonで検索してもストレートには出てこなかった。
ほかで情報収集していたら見つかったのだ。
「ジャングル・ブック」唯一の完訳本が。
“完訳版”をうたった本もある。
でもこれは詐欺みたいなものである。
だって「モウグリの出てくる短篇を集めて完訳したもの」なのだ。
それは完訳とは言わないのである。
ということで現在手に入る完訳本はこれしかないのだ。
1974年発行の「学研世界名作シリーズ」
「ジャングル・ブック」&「ジャングル・ブック<続>」
という二冊だ。もちろん廃刊である。
中古でも数千円の値が付いている、
今となっては貴重本だ。
知ってみて驚いたのだが、
このシリーズは当時のワタシのお気に入りで、
「あしながおじさん」や「赤毛のアン」は
このシリーズで読んだのである。
縁を感じるなぁ。
ということでKindle販売一ヶ月分近い出費をして、
この二冊をゲットすることにした。
より良い邦訳作品にするためにはいたしかたない。
誰もが入手できる41年ぶりの完訳本として
恥ずかしくないものを出すぞ。
こういうことが、大きなやりがいになるのだよな。