2015年11月9日月曜日

Anglagard & Anekdotenライヴ <Anekdoten編>

最新アルバム「Until All The Ghosts Are Gone」にも
ゲストギタリストとして参加していた
マーティー・ウィルソン - パイパーが加わった5人編成で登場。

マーティーはオーストラリアのバンドThe Churchや
イギリスのAll About Eveなどで活躍した
ギタリスト&ボーカリスト。
メンバーからは「new member!」と紹介されていた。

そしてマーティーの参加で、Anglagard同様に、
リードギタリストが加わった〟という印象。
それくらい結構弾きまくっていたのだ。
腰をかがめた独特の姿勢で。

ニクラス・バーカーは前に出るタイプではないので、
今までのAnekdotenとは少し印象が異なり、
ギターの比率が格段に増した感じである。

ただ、会場の音響の関係かもしれないが、
大音量だと音が混ざる傾向があるようで、
特にAnekdotenの場合は轟音の中に
せっかくの生メロトロンが埋もれてしまい
ちょっと残念であった。

でも逆にロックな骨太さと、
サイケデリックな陶酔感は増した。
特に最新アルバムのインスト
「Our Days Are Numbered」には
Anglagardのアンナがサックスで加わり、
全員一丸となってめくるめく音世界を聴かせてくれた。

少し気になったのだが、
ニコラスの控え目なギタープレイは
メロトロンをメロディー楽器として捉えているからこその
意図的なものじゃないかと思うのだが、
マーティーはメロトロンを伴奏楽器として捉えていて、
本当はメロトロンの聴かせどころなのに、
ギターソロを入れてしまうような感じがしたのだ。
ほんのちょっとだけね。

幸か不幸か、メロトロンの音が埋もれ気味で
もともと聴き取りにくかったこともあって
それほど気にならなかったんだけど。

嬉しかったのは
アンナがハモりで声を聴かせてくれたことかな。

Anglagardのトードが言っていたように、
Nordic〟 Dark Symphonyを堪能した一日でありました。