新採研の一つに参加している。
今回は宿泊でのスキー講習で、
まるで学校のスキー教室のように、
大人たちが大勢集まっているのだ。
二泊三日らしい。
初日がメインのグループと
二日目がメインのグループがあって
ワタシは二日目の方らしい。
ご飯の時間になって食堂に向かうと、
途中、外から初日グループが
雪まみれになって入ってくる。
「ああ、終わった〜、あとはもう気楽だな」
それを聞いて、羨ましくなる。
こっちはこれから苦しむんだものなぁ。
ああ、気が重いなぁ。
そんな夢。
考えてみれば、
夏は水泳、冬はスキーと
学生時代から社会人になってまで
ワタシは“気が重くなる”イベントを
毎年抱え続けていたんだよなぁ。
今頃スキーの夢を見るのも、
なんかそんなつながりなのかもしれない。
とは言うものの、実はワタシはスキーは好きである。
初体験は遅くて、28歳の時のスキー教室引率だ。
その時は何回リフトを止めたかというほど散々であった。
うまくリフトから降りられないのである。
今考えてみれば、
リフトに乗れるレベルどころではなかったのだ。
もう生徒そっちのけであった。
(生徒にはちゃんとインストラクターがついていたけど)
初任校はスキー修学旅行だったので、
4年間に1回だけスキーに行ったのだが、
とある都立定時制に勤務してからは
毎年恒例の全員対象行事だったので
何回もスキー教室の引率をしたし、
担当になって交渉から挨拶までこなしたこともあった。
そうこうしているうちに
さすがに少し滑れるようになったのである。
平らな場所でのスケーティングも
少しできるようになった。
もっとも
それから20年くらい経っているし、
体力も運動能力も落ちているだろうから、
今スキーに行くと、
また何回もリフトを止めちゃうかもなぁ。
それ以前に、ケガしないか心配である。
でもちょっと懐かしいなぁ。
スキーのあの感覚だけじゃなくて、
スキーに行っていた当時の記憶が
懐かしんだろうなぁ。