やはり多少お金がかかっても仕方ないのである。
葬儀屋さんにヘルプを頼むことになった。
霊園には法事のための本堂がある。
しかしあくまで場所を提供するだけで、
管理事務所の一角に部屋が設えられているだけだ。
その管理事務所には、文字通り
管理人さんが二人いるだけなのである。
だから準備は自分たちでやることになる。
さらに石屋さんが何もしてくれないこともわかった。
石屋さんによっては、
お供え物をのせる三方やお榊を用意してくれるらしい。
でもウチの石屋さんはやらないのだそうだ。
三方やお榊は宮司さんが用意してくださることになったが、
それでもお供え物は自力で揃えなければならない。
それが大変なのだ。
米、酒、塩、水はまだ良いとして、
海の物(魚、海藻、干物など)、
山の物(葉物野菜、根物野菜)、
果物などを揃える必要がある。
それも、三方にのせるバランスを考えると、
結構な量になるのだが、
それを家から運ぶことになるのだ。
さらに直会(お清め)の食事も不安である。
ケイタリングで頼めるとはいうものの、
届けて終わりでは、並べたり片付けたりを
自分たちでやらねばならない。
気心の知れた親戚なら良いのだが
仲が悪いわけではないけれど、
あれこれ注文をつける人たちが来る。
となれば、やっぱりお持てなしはしっかりしておきたい。
というか、そこでいらぬ気遣いをして疲れたくない。
打ち合わせはまだだが、
葬儀屋さんに入ってもらうと、
神饌&三方はお任せになるはずである。
直会の食事も任せることができる。
さらにお返しも頼めるだろう。
自力でやってできないことはないけれど、
それだけの苦労をしても
後からあれこれ言われるようでは元も子もないのだ。
ということで、明日葬儀屋さんと打ち合わせである。
それもまたワタシのお仕事である。