2015年6月10日水曜日

要するに瞬発力なのだ

お葬式はいつかはやらねばならない。
そうは思っても実際にその時にならないと
なかなか動けないものである。
ワタシだってある程度は調べたし、
実際に、ある葬儀社の方に来てもらって
いろいろ相談に乗ってもらったりもしたのだ。

それでも結局は、

亡くなった時でないと動けなかった.。
事前に準備なんてなかなかできないものなのだ。
大事なのはその時の瞬発力である。
短時間で一気にどこまでやれるか、
体力やら気力やら企画力やら行動力やらが、
すべて試される感じなのだ。

おそらく何かイベントをやった人ならわかると思う。
どんなに事前に準備しておこうとしても、
結局最後は、直前ギリギリまで作業をしていて、
当日に間に合うかどうか、徹夜必死か?
みたいになるものなのだ。

つまり肝心な部分に中々手がつけられないのは

そのラストスパートの瞬発力を引き出すために、
それまではエネルギーを蓄えつつ
少しずつ外堀を埋めてゆくような感じなのだ。
何もしないようでいて、何かを考えていたり、
気持ちやカラダを整えていたりするものなのだ。

ということで、今回の法事の準備もそうであった。

この一週間ほどで、畳み掛けるように話を進めたのである。

ところが実家の弟が、


「もっと早くから準備していれば済んだものを、

 今まで何もしなかったから、
 ここへきてバタバタと葬儀屋に頼んだりしている。」

と言って、苦笑していたのだという(母サマ談)


あったまきた!

まるで、計画性も実行力もなくて、
結局手に負えなくなって丸投げしたみたいじゃないか。

ところがどっこい、こちとらは

慣れない神葬祭の法事のことを丁寧に調べながら
当日持っていく物、当日支払い、事前支払いの「一覧表」を作り、
(この表は葬儀社の方に感心されたのだ)
ある程度の概要を把握した上で
霊園と宮司さんと話をし、
その結果、自力での準備が難しい部分だけ
葬儀社の方に手伝ってもらうことにしたのである。

あんまり悔しいので、弟には


「一周忌の法事は任せます! 

 たっぷり事前の準備をして、がんばってください!」

とメールしてやった。

まったく人の苦労がわからん人間ばかりだ!
だからワタシは体調も回復せんのだ!

そんなココロもカラダもヨレヨレのワタシを

今日もな〜こは献身的に癒してくれたのであった。
本当にもう頼りっきだなぁ。