苦労して準備してきた納骨(慰霊祭&埋葬祭)二日前に
ついに「オズのオズマ姫」を訳し終えたのであった。
納骨と翻訳は全然関係はないのであるが、
何となく『間に合った…』みたいな感じがしているのが
不思議な感じである。
でも最後まで楽しく読めた物語であった。
実はこの“軽さ”や“楽しさ”はオズの絶妙なところで、
児童文学やファンタジー文学が
不思議な世界を描きつつも、結局お説教っぽくなったり、
小難しく理屈っぽくなってしまったりするところを、
軽やかに飛び越えて、
行ってみたい楽しい魅力的な世界を描き出すことに
成功しているのである。
このポップさは貴重である。
それに最近は文庫の表紙や
児童文学の挿絵や表紙にも進出してきている
あのアニメキャラに、本当にうんざりしているワタシ的には、
この品のある挿絵が大好きなのだ。
って言うか、オズを翻訳しようと思った理由の半分は、
この挿絵をもう一度みんなに見て欲しいという
気持ちからなのである。
今回も翻訳と並行して表紙を作っていたのだが、
今までになく難産であった。
8種類ぐらい作ったかなぁ。
一応シリーズ物なので、ある程度デザインの統一性が欲しいのだが、
今作はカラー図版が増えた分、
ちょうど良いモノクロカットが見つからなかったのだ。
でも一応表紙も完成しているので、
あとのお楽しみという感じである。
取り敢えず、おつかれさま〜→自分