ここのところ胃の調子が良くない気がしていた。
お腹をこわしているわけではなく
胃のあたりがムカムカしたり
あまり食欲がなかったりしていたのだ。
そういう時は胃に“喝を入れる”みたいな気になって
逆に暴飲暴食してしまったりするもので、
そのあげくの胃痛襲来である。
昨日実家詣でに行き
納骨祭を早くやろう、やろうとせっつかれた。
準備が大変なのはわかっていると言いながら、
言い出したら止まらない。
ゴチャゴチャとあまりにうるさいので、
半分キレたように実家を後にしたのだが
(それでも風呂掃除はしてきた)
おそらくその強烈なストレスが引き金になったのだろう。
なんと、帰りの電車の中で胃痛が始まっちゃったのだ。
まだ30分くらい電車に乗っていなければならないのに……
最悪の場合、あまりの痛みに声が出てしまう。
携帯しているガストールを飲む。でも痛みは治らない。
取り敢えず電車から降りた方が良いかな……
それとも少しでもな〜こん家に近づいた方が良いかな……
座席で静かに苦しみながら考える。
そういう時に限って
隣で居眠りをしている兄ちゃんが
何度も何度も寄りかかってくるのだ。
余計な刺激を与えるんじゃない!
ありがたいことに、声をあげてのたうちまわるほど
ひどくはならないまま、
な〜こん家にどうにかたどり着くことができた。
でも逆に、中ぐらいの痛みが全然引かず、
3時間ぐらい経つのに治らないのである。
これはこれでツライ。首痛&吐き気も長くてツライが、
こんなに長く続く胃痛もツライ。
ところが、帰って来たな〜こが
ユタポン(レンジでチンする湯たんぽ)を出して
お腹に当ててくれたところ、
本当に不思議なくらい、あっというまに痛みが消えたのである。
お腹が冷えていたのか……。
こういうツライ思いをしている時には、
直接そのツラさの原因を取り除いてもらえなくても、
どうにか楽にしてあげようという気持ちや
ツラくて大変だねという思いが伝わってくると
とっても楽になるものなのだ。
な〜こは、全部やってくれた。
声をかけ、からだをさすり、ユタポンを用意して
痛みそのものも消してくれたのだ。
命の恩人くらいにありがたかったのである。
でも、何よりもまず、
な〜この顔を見ると安心するんだよなぁ。
この安心感はな〜こでないと得られないのだ。
さぁこれからはガストールに加え、
使い捨てカイロをバッグに入れておこう。
な〜こが見つけてくれた対処法である。