2014年9月11日木曜日

自閉くんのお食事サポート

今日は始めて自閉くんが
お食事サポートを受けるのだ。
  
この春に特別支援校の高等部を卒業して、
徒歩30分の場所にある作業に通うようになった自閉くんだが、
学校生活に比べて単調になった毎日に
少し変化を持たせてあげたいと、
障がい者支援サポートを利用して、
時々夕食に連れ出してもらうことにしたのである。
今日はその第一回目なのだ。

公的に受けられる支援だけれど

実際に付き添ってくれるのは民間のサポート団体の人だ。
職場から直接連れて行ってくれて、
7時に自宅まで送り届けてくれるのだが、
3時間近くどうやって過ごすのだろうと
実はちょっと心配なのである。

食べるのは超早い。目の前に料理が出されたら5分で終る。

車で移動して、何でも横浜の方に行くらしいが
手違いなのかそれが一般的なのか、
どうやって過ごすかが事前に知らされていないのも
心配の種なのだ。

本人には、今日はお食事会だと言ってあり、

納得している風であったけど、
やっぱり誰とどこに行って何をするんだろうと
不安だろうなあと思ってしまうのだ。

でも考えてみたら、彼は強いのである。

自閉症という障害があるから
知らない国に放り出されたみたいに、
言葉はうまく通じないし、決まり事も良く分からないけど、
余計な神経を使って
オロオロ、オドオドしないでいられるのだ。

もちろん追い詰められれば困るし、声をあげたりもするけど、

我が道を行く図太さは、
今のワタシを軽く凌いでいるんじゃないだろうか。

何よりもまず、少しでも楽しんでくれて、

帰って来て聞いてみたら
またお食事会に行きたいと言ってくれると
いいなあと思う。

無事帰宅、良かった良かった。