2014年9月2日火曜日

ああ遅刻だ、という夢

いつも使う電車ではなく始めて乗る路線を使って
知らない街に来ている。
でもいつかは来たいと思っていた街である。

夕方の時間帯、フラフラ街中を歩く。
都会ほどの殺気立った雑踏ではなく、
ほどよく人のあふれる商店街の活気が心地良い。
そろそろ陽も沈む頃だ。

繁華街から抜けたところで
何やらほこらのようなものを見つける。

そこでふと、畳の家にいる自分に“戻る”。
そう言えば自分で作った時計で、
電池を入れなきゃと思っていたのがあったなぁ。
あれ、どこに置いたかな。

するとまた場面はほこらの前となり、
そのほこらにあった扉が観音開きに開く。
中にはGショックみたいな、市販の白い時計が置いてある。

あぁこれ持ってたなぁ、こんなところにあったのか。
手作り時計とは違うけど、その白い時計を取り戻せて
ちょっと幸せな気分になる。

その時計を見るとなんともう9時である。
仕事に行かなきゃなのに、大幅な遅刻、
と言うか、もう終りの時間だ。
(ワタシは昔の定時制高校教師らしいのだ)

いやいや、この時計は置きっぱなしだったから
きっとかなり狂っているはずだ。
駅に戻って地下への階段を下りながら
腕にはめた時計を見ると、それでも5時である。

勤務時間の遅刻はともかくも
授業開始にもこれでは間に合わない。
とにかく電話を入れなきゃ…。
そこで思うのだ。

これから遅刻して行きます、じゃなくて、

今日はお休みします、にして
このままフラフラ歩き回ろうかと…
そこで目が覚めた。

いや〜、何だか非常にリアルな夢であった、感情的に。
目が覚めて、そんな思いをもうしないで済む今の生活に
思わず感謝してしまったのであった。

超ハードなCG制作期間が終ろうとしてる。
作ったグラフィックは56点にも及ぶ。
こういう夢を見たというのは大分疲れている証拠、
そして気持ちの上でちょっと一段落した証拠かもしれない。