母サマはこの春、緑内障で左目の手術をしたのだが、
今度は来週、右目の手術をすることになっているのだ。
手術自体は1時間程度なのだが、
その後の安静&経過観察のために、
1週間入院することになる。
という母サマから
下着を買ってきて欲しいと言われたのだ。
入院時は病院服を着るのだが、
その下に着たいのだそうな。
ということでサンプルを持って
実家近くのデパート婦人服売場に行って来た。
すると売場にちょっと場違いな感じの店員さんがいた。
ブティックとかにいそうな、
それなりのお年だけど、短髪でちょっとツンツンさせて、
服は上下黒ずくめな人だった。
その人が暇そうにしていたので、
事情を話してサンプルを見せながら、
「まったく同じものでなくても良いのですけど、
こんな感じのものが欲しいんです。」
と伝えたのだ。
するとその人が言ったのだ。
「そうしますとお客様、こういった感性のお品ということですね?」
はい、とは言ったものの
アタマの中では激しくツッコンでいた。
(カンセイ?あ、感性?え?なぜ感性?)
結局“感性”豊かな店員さんはその品を
下着売場担当の店員さんに渡しちゃったのだが、
いわゆる田舎の小さなデパートの婦人服売場で
“感性”と言われた場違いなインパクトは強烈であった。
そこがまた田舎らしくて楽しかったとも言えるな。
肝心の欲しかった下着は、
下着売場の店員さんがちゃんと見つくろってくれたので
手に入れることができたのであった。